5月の星空

※星図は京都市から見たものです。 (上旬22時ごろ、中旬21時ごろ、下旬20時ごろ)
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5月の星空一番の目玉は、なんといっても『火星の最接近』です。 さらに、毎年GWの終わり頃に活動するみずがめ座η(エータ)流星群、そしてパンズターズ彗星(C/2013 X1)が5等台になると予想されており、いろんな天文現象に目を離せそうにありません。 それではひとつずつ解説していきましょう。

まず、今月の目玉とも言える『火星の最接近』です。 火星が5月31日に地球に最接近します。
さて、ここで”最接近”という言葉を聞くと、「これまで(宇宙の歴史で?)で一番地球と火星が近づくの?」と勘違いしてしまいそうですが、そんなことはありません。 火星は太陽系の惑星のひとつで、地球のひとつ外側を公転しています。 その周期は約687日で、つまり大雑把には火星が太陽の周りを1周している間に、地球は太陽の周りを2周出来てしまうのです。
そこで、地球が太陽の周りを2周してる間に、火星と接近(会合)するとき、これを火星の最接近と呼んでいます。 この最接近の周期は約780日(約2年2ヶ月)なので、火星が地球と接近する日時と位置は毎回ずれ、その距離も大きく変わります。 (火星最接近時の地球との距離:国立天文台 情報センター 提供
今回の最接近距離(約7500万キロメートル)まで近づくのは、2005年11月20日以来です。
ちなみに最接近の5月31日の前後数週間は地球と火星の距離は大きく変わりませんので、是非、この機会に火星で望遠鏡を観察してみてください。 また、せっかくなら大きな望遠鏡でみて見たいという方は、全国の天文台情報をまとめている
PAO Naviというサイトで最寄りの天文台や科学館を調べてみてくださいね。

GWの終わり頃に見ごろとなるのがみずがめ座η(エータ)流星群です。 予測極大時刻は6日の5時なので、6日の未明から明け方が見ごろとなるでしょう。 今年は、新月に近く月明かりのない好条件で観察ができるため、空の条件の良いところでは、1時間あたり20個程度見えると予想されています。 ゴールデンウィークに少し足を伸ばして、街明かりの少ない山などにいって、キャンプと一緒に流星群観察というのもいいですね。

この5月にはパンスターズ彗星(C/2013 X1)が5等台まで明るくなることが予想されています。 場所はみずがめ座の方向ですので、明け方の南東の空に見ることができるでしょう。 5等で高度も低いため街明かりがあるところでは少し厳しいですが、条件のよいところで、少し大きめの双眼鏡や、望遠鏡を使って挑戦してみてください。




*天文現象いろいろ*

5月 C/2013 X1パンスターズ彗星が5等台
■ 1日 八十八夜
■ 5日 立夏(太陽黄経45°)
■ 6日 みずかめ座η流星群が極大(4月25日~5月20日)
    月の距離が最近(13:13、35万7827km、視直径33.4’)
■ 7日 新月(04:30)
■ 8日 アルデバラン食(0.9等、18:35、高度17°)
■ 9日 水星の太陽面通過(アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ等)
■ 10日 水星が内合/木星が留
■ 15日 月と木星が接近(最接近は東京で15:44、02°11’)
■ 19日 月の距離が最遠(07:06、40万5954km、視直径29.4’)
■ 22日 月と土星が接近
■ 31日 火星が地球に最接近(-2.0等、視直径18.6”、7527万9709km)

資料提供:白河天体観測所
参考文献:国立天文台 ほしぞら情報  http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/05.html
Astro Arts 星空ガイド  http://www.astroarts.co.jp/alacarte/index-j.shtml