連載:絵本で見る宇宙

【10冊目】

 宇宙は、絵や写真だけを見ていてもなかなかわからないことだらけ。
でも、パソコンのシミュレーションはいつでもどこでも、というわけにはいきませ んよね?
仕掛け絵本ならだいじょうぶ!どこにでも持ち歩いて見ることができます。パソコ ンほどのハイテクさはないですが、動きを組みあわせて、より宇宙のことがわかる ようになりますよ。
今回も前回に引き続き、そんな仕掛け絵本をご紹介しましょう。


『キッズのためのしかけ図鑑絵本 うちゅう』
文 マリー・コラチェク、絵 オリビエ・ラティクー ほか、訳 池内 恵、監修 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
ISBN978-4-07-252457-2


 どうして月は落ちてこないの?夜、太陽はどこにいるんだろう?流れ星は夜空の 星が流れる?

 宇宙は不思議がいっぱいです。
そんな疑問にひとつひとつ、わかりやすい絵としかけで答えてくれるこの本。太陽 や月などの身近な宇宙から太陽系の惑星たち、宇宙を観る道具・望遠鏡などの紹介 もあります。絵本の中で観望会ができるかも!?星を見るときのコツや注意も書い てあるので、親子で天体観察をはじめるときの参考にもなりますよ。

 後半はロケットやスペースシャトルのお話。今年40周年を迎えるアポロ計画や宇 宙での暮らしについても描かれています。この本を読めば、宇宙に行きたくなるか もしれませんね。

 終わりには、宇宙人っているの? というページが。答えは、この本を読んでか らのお楽しみ☆



(塚田:姫路星の子館 2009年04月)