連載:絵本で見る宇宙

【20冊目】

 今回紹介するのは写真を使った子ども向け本。(なので、厳密に言えば絵本じゃ ありませんね・笑)じつは天文が出てくるのは見開き1ページと裏表紙しかないの ですが、全編を通じて面白い! と感じたので紹介したいと思います。


『このあいだに なにがあった?』
佐藤雅彦+ユーフラテス(月刊 かがくのとも 2010年4月号)
雑誌 02377-04


 作者の名前を見て、「おっ!」と思われた方もいるかもしれません。佐藤雅彦さ ん。そう、あの有名なテレビ番組『ピタゴラスイッチ』の企画をされている方です。 もうそれだけで面白そうな絵本ですよね(笑)

 この絵本は、見開き1ページが1セット。というか、見開き1ページ×2でお話は完 結します。2枚の写真があって、その間が抜けている。たとえば、毛がふさふさし た羊と、ほとんど裸の羊。「このあいだに なにがあった?」そんな感じです。

 大人の皆さんなら、何があったかわかりますよね?でも、子どもたちはいろいろ 考えてくれそうです。大事なのは、考え、推理すること。正解を出すことではあり ません。この絵本は一人で読んでもたのしいですが、家族と、友だちと、みんなで わいわい言いながら読むのも面白いですね。

 天文が登場するのは最後のページ。何かを手に空を見上げている人々。でも、片 方は昼間なのに、もう片方は夜のように暗い。「このあいだになにがあった?」こ のメルマガの読者の皆さんなら、もうおわかりですよね?



(塚田:姫路星の子館 2010年02/03月)