*1月の星空*
秋の星座たちは西の空へ傾き、南の空から頭の真上あたりにかけて、オリオン座を中心とした冬の星空が広がります。冬は一年でもっとも一等星がたくさん見える時期なので、星空はたいへん華やかです。 全天でもっとも明るい恒星のシリウス、オリオン座のベテルギウスとリゲル、こいぬ座のプロキオン、おうし座のアルデバラン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ・・・。一等星はたくさんありますが、それぞれの色をよ〜く見比べてみると、1つ1つ違っています。星の色といえば、ついつい黄色をぬってしまいます
が、実際にはそれだけではないことがよくわかります。 キーンと冷え切った冬の星空、一等星の色の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
*天文現象いろいろ*
■3日満月
■4日しぶんぎ座流星群ピーク(月齢14.5)
■7日北海道で土星食 それ以外の地域では、月が土星のすぐそばを通り過ぎます
■11日下弦の月
■17日未明、月と火星が並ぶ
■19日新月
■24日うお座δ星の星食
■26日上弦の月
*見ごろの星たち*
■シリウス:おおいぬ座・恒星・8.6光年 全天で最も明るくみえる恒星です。南の空でひときわ明るく輝いています。望遠鏡ではダイヤモンドのような美しい輝きを楽しむことができます。
■ベテルギウス:オリオン座・恒星・600光年 オリオン座の一等星。赤っぽい色が特徴です。もうすぐ星の一生を終えようとしています。
■すばる/プレアデス星団(M45):おうし座・散開星団・400光年 肉眼では、5〜6個の星がぎゅっとあつまったように見えるすばる。双眼鏡をむけてみると、たくさんの星の集まりでできているのがわかります。ひしゃくや羽子板のような形に星が並んで見えます。 比較的簡単に見ることができ、しかもたいへん美しいので、双眼鏡をお持ちの方はぜひチャレンジしてみてください!おすすめです!
■オリオン大星雲(M42):オリオン座・散光星雲・1400光年 オリオン座の三ツ星の下、縦に並んだ小三ツ星があります。その真ん中は、星ではなくガスの集まりです。双眼鏡や望遠鏡では、鳥が翼を広げて飛んでいるような姿にみえます。月のない夜に探してみましょう!
|