今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*7月の星空*

 南の空、金色に輝く明るい星がみつかります。これは、太陽系最大の惑星、木星です。天体望遠鏡を使うと、表面のしま模様や、木星の周りをまわる衛星を見ることができます。この木星の近く、アルファベットの「S」の文字に星が並んでいるのが、星占いでもおなじみのさそり座です。さそりの心臓のあたりには、一等星のア ンタレスが赤く輝いています。
 また東の空高くには、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブでできる夏の大三角をみるけることができます。梅雨明けとともに、星空はすっかり夏にかわっています。街の明かりが少ない場所では、さそり座から夏の大三角、そして北の空にかけて天の川を見ることもできます。

*天文現象いろいろ*

■7日七夕、地球が遠日点通過

■8日下弦の月

■12日金星が最大光度

■14日新月

■20日夏の土用

■22日上弦の月

■30日満月

*見ごろの星たち*


■木星:太陽系第5惑星
南の空、さそり座のすぐそば、-2.5等級とう明るさで輝いており、肉眼で簡単に見つけることができます。望遠鏡では、太陽系最大の惑星というだけあって、大きく迫力ある姿を楽しむことができますし、表面のしま模様やガリレオ衛星をみることができます。


■アンタレス:さそり座・恒星・500光年
さそり座の心臓で赤く輝く一等星。「アンタレス」とは、「アンチ(対抗する)」「アーレス(火星)」という言葉からきたもので、火星と対抗するもの、という意味があります。火星は時に、アンタレスのすぐそばで輝きます。このため、太陽系の赤い惑星・火星と、明るさや赤い色を競うように見えたのでそのように名づけられたそうです。

■ベガ:こと座・恒星・25光年
白色に輝く一等星。七夕の織姫星で、夏の大三角のひとつ。夏の大三角の中では最も明るく輝きます。
 

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