*8月の星空*
頭の真上近くには、明るい星3つでできる夏の大三角が輝いています。夏の大三角をつくる3つの一等星は、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。このうち、こと座のベガが最も明るく輝いて見えます。 また、南西の空には、金色に明るく輝く星が見つかります。これは太陽系最大の惑星の木星です。木星のすぐそばには、さそり座の一等星アンタレスが赤く輝いています。アンタレスの近くの明るい星を「S」字にたどると、それがさそり座です。 8月13日は、ペルセウス座流星群が最もたくさん見える夜です。今年は月明かりの影響がなく、夜空が暗いため、たくさんの流れ星が期待できます。お天気が良かったら夜空を見上げてみましょう。 8月28日の満月は、皆既月食が起こります。皆既月食とは、月が地球の影に隠される現象です。珍しい現象ですので、観察してみてはいかがでしょうか。 *天文現象いろいろ*
■1日スターウィーク(〜7日まで)
■4日みずがめ座ι(イオタ)流星群の南群が極大
■6日下弦の月
■7日木星が留
■8日立秋(太陽黄経135度)
■12日みずがめ座δ(デルタ)流星群の北群が極大
■13日ペルセウス座流星群が極大(14時)、新月
■16日金星が内合
■19日旧暦の七夕(伝統的七夕)
■20日はくちょう座流星群極大、みずがめ座ι流星群の北群が極大
■21日上弦の月
■28日満月、皆既月食!
*見ごろの星たち*
■木星:太陽系第5惑星 南の空、さそり座のすぐそば、-2.5等級とう明るさで輝いており、肉眼で簡単に見つけることができます。望遠鏡では、太陽系最大の惑星というだけあって、大きく迫力ある姿を楽しむことができますし、表面のしま模様やガリレオ衛星をみることができます。
■アルビレオ:はくちょう座/二重星 はくちょう座のくちばしのところで輝く星。肉眼では1つにしか見えないが、天体望遠鏡を使ってみると、2つに分かれて見える星。2つの星は、青色とオレンジ色に輝き、その色の対比がたいへん美しいことから「天上の宝石」と呼ばれている。
■天の川 南の空のさそり座・いて座付近〜夏の大三角〜北の空に続く、淡い光の帯。雲のようにも見えるが、星の集まりでできている。街の明かりのない、空の暗い場所でみることができる。
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