今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
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*3月の星空* 3月に入ると、にぎやかだった冬の星座は西の空へ傾き、東の空からはやわらかな春の星座が昇ってきます。冬の間、火星がひときわ明るく輝き、よく目立っていたのですが、徐々に光度をおとし、恒星と見分けがつきにくくなっていきます。 ■1日 月が最南(本年最南)
■3日 水星が西方最大離角 ■5日 啓蟄(太陽黄経345度) ■8日 新月 ■12日 月とプレアデス星団が接近 ■14日 上弦の月 ■17日 M44 プレセペ星団の食 ■20日 春分(太陽黄経0度) ■22日 満月 ■24日 水星と金星が最接近 ■30日 下弦の月 *見ごろの星たち* ■北斗七星(おおぐま座) 北の空に、7つの星がひしゃくの形に並んだところがあります。これが北斗七星です。北斗七星は、秋〜冬にかけてはみえにくく、春〜夏になると北の空で見えるようになります。北斗七星を使えば、北の目印・北極星を見つけることができます。 また、ひしゃくのもち手から、2番目の星をよ〜くみてください。よ〜くみると、明るい星の横に、暗い星がちょこんとくっついて輝いているのがわかりますよ。 ■しし座 星占いでもおなじみの星座です。一等星のレグルスから上へ、鏡に映った「?」マーク(ナテハマーク!?)に星をたどったところがライオンの頭です。この「ナテハマーク」は、ししの大がまとも呼ばれています。 ■土星(太陽系第6惑星) 光度0.5等級の明るさで、しし座の胸のあたりで輝いています。望遠鏡を使えば、美しいリングを見ることができます。口径7cm程度の小型望遠鏡でもリングを楽しむことができます。 ■M44 プレセペ星団(散開星団) かに座の真ん中にある散開星団です。空の条件がよければ肉眼でも確認することができます。「しかし、かに座の場所がイマイチわからないから見つけられない・・・」という人は、ふたご座のポルックスとしし座のレグルスの間を探してみてください。そのあたりに双眼鏡を向ければ、たくさんの星が散らばっている様子が見られます。 ■カストル(ふたご座の連星) ふたごの兄の星カストルは、日本では「銀星」と呼ばれ、銀色に輝いています。 弟のポルックスに比べると少し暗い星です。 肉眼では1つの星にしか見えませんが、望遠鏡で見ると、2つの星に分かれて見えます。カストルは、実は6つの星が互いの周りをまわっている6重星です。 しかし望遠鏡では2つの星にしかみえません。 |
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