*5月の星空*
春の星座たちが主役の季節です。春は、大きな星座3つがそろって見える時期です。ビッグな星座第1位はうみへび座、第2位はおとめ座、第3位はおおぐま座です。第1位のうみへび座には明るい星が少ないのですこし見つけにくいかもしれませんが、夜空でなが〜いへびの体をたどることができると、その大きさにビックリするこ
と間違いなし!
大型連休最終日、6日未明には、みずがめ座流星群が極大となります。それほど出現数は期待できませんが、月明りの邪魔がないので好条件で楽しむことが出来そうです。夜明け前、ちょっと早起きして流れ星を探してみて下さいね。
14日には、水星が東方最大離角をむかえ、見つけやすくなります。夕方、西の空低くで輝く水星を探してみましょう。あのコペルニクスも水星は生涯見ることがなかったとか・・・。それほど、なかなか見ることのできない惑星です。
*天文現象いろいろ*
■1日 八十八夜
■3日 土星が留
■5日 新月、立夏(太陽黄経45度)
■6日 みずがめ座η(エータ)流星群が極大
■9日 木星が留
■10日 かに座μ星の食
■12日 上弦の月
■14日 水星が東方最大離角
■20日 満月
■21日 小満(太陽黄経60度)
■23日 火星とプレセペ星団が接近
■28日 下弦の月
*見ごろの星たち*
■春の夫婦星(めおとぼし) 春の夜空には、一等星であるうしかい座のアルクトゥールスとおとめ座のスピカが仲良く輝きます。この2つの星は、「春の夫婦星」と呼ばれています。アルクトゥールスはオレンジ色でスピカは青白く輝いて見えます。 ■北斗七星(おおぐま座) 北の空に、7つの星がひしゃくの形に並んだところがあります。これが北斗七星です。北斗七星は、秋〜冬にかけてはみえにくく、春〜夏になると北の空で見えるようになります。北斗七星を使えば、北の目印・北極星を見つけることができます。また、ひしゃくのもち手から、2番目の星をよ〜くみてください。よ〜くみると、明
るい星の横に、暗い星がちょこんとくっついて輝いているのがわかりますよ。 ■からす座 北斗七星のひしゃくのもち手をカーブにそって南に伸ばすと、アルクトゥールスとスピカが見つかります。さらにその先に少し暗い4つの星が台形に並んだ所があります。これが、からす座です。 からすといえば真っ黒な鳥で、4つの星が台形に並んだ所からは、からすの姿は想像できませんね。真っ黒なからすの姿は夜空では見えず、からすをはりつけにしているピンだけが光って見えているのがこのからす座だそうです。 ■土星(太陽系第6惑星) 光度0.7等級の明るさで、しし座の胸のあたりで輝いています。2月ごろに比べるとかなり暗くなってしまいました。そろそろ今シーズンは見納めです。2009年には、土星を真横から見ることになり、「環の消失」が起こります。土星らしい姿をぜひ今のうちに楽しんでくださいね。
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