今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
「過去の星空」はコチラ
|
*9月の星空* 9月に入ると、夜は少し涼しくなり、秋の気配が感じられるようになります。夏の間、南の空で目立っていたさそり座は南西の空に沈みかけています。南の空には、さそり座にかわって、いて座ややぎ座が輝くようになります。東の空からは、4つの星が長方形に並んだ秋の四辺形が昇ってきます。秋の四辺形は、ペガスス座の胴体部分の星の並びです。星座を探す目印として、春、夏、冬には大三角がありますが、秋は大三角ではなく四辺形があります。 秋の夜空は、明るい星が少ないのですが、南西〜天頂〜北東の空にかけて天の川が見られます。街明かりの少ない場所へおでかけのさいは、ぜひ天の川も探してみてくださいね。
■2日 夕方西空で月・金星・水星・火星が接近 ■7日 上弦の月 ■11日 水星が東方最大離角 夕方西空で金星と水星が接近 ■13日 天王星が衝 ■14日 中秋の名月 ■15日 満月 ■22日 秋分(太陽黄経180度) ■29日 新月 ■ガーネットスター(ケフェウス座/1000光年) 肉眼では暗い星なので探しづらいですが、望遠鏡でのぞいてみると、深みのある朱色の星に見えます。まるで、1月の誕生石のガーネットのような色に見えることから、この名前がつけられました。直径は太陽の1500倍、表面温度は2000度の星です。 ■M15(ペガスス座球状星団/3万1100光年)
ペガススの鼻先にある球状星団です。球状星団は、星がボールのような球の形に集まったものです。大型望遠鏡では、星がつぶつぶした様子なども見ることができます。 ■木星(太陽系第5惑星)
さそり座の東側、いて座のあたりで、黄金色をした明るい星が木星です。木星は、−2.7等級もの明るさで輝き、夜空の中で最も目立ってみえます。 望遠鏡を向けてみると、表面のしま模様がみえます。また、ガリレオ・ガリレイが発見したことで「ガリレオ衛星」と呼ばれるようになった、4つの明るい衛星も見ることができます。衛星は、時間をかけて観察すると、位置が変化して見えますよ! ■ベガ(こと座の1等星)
頭の真上近く、白く輝くとても明るい星が、こと座の1等星ベガです。ベガは夏の大三角の1つで、七夕の織姫星でもあります。彦星(わし座のアルタイル)よりも織姫のほうが明るく輝いているんですよ。 ■アルビレオ(はくちょう座の二重星) 東の空、きれいな十字の形に星が並んでいるところがはくちょう座です。はくちょうのくちばしにあたる星がアルビレオです。アルビレオは、肉眼で見ると少し暗い1つの星ですが、望遠鏡でのぞいてみると、2つに分かれて見えます。その2つの星の色の対比がとても美しく、「天上の宝石」とも呼ばれています。比較的小型の望遠鏡でもきれいに見えますので、お勧めです。 |
TOPに戻る