今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*11月の星空*

 夜の冷え込みが厳しくなる中、少しずつ冬の星空へと変わっていきます。
 北東の空からは、ぎょしゃ座のカペラが昇ってきます。カペラは、冬の星座の中で最初に登場する一等星で、明るい星の少ない夜空の中、ひときわ明るく輝きます。
 11月には、おうし座流星群の南群・北群としし座流星群の極大日があります。この機会に、流れ星をぜひ探してきましょう。流れ星を見るのは、月明りのない夜がおすすめです。

*天文現象いろいろ*


■1日 夕方西の空で月と金星が接近

■3日 おうし座流星群の南群が極大

■6日 上弦の月

■7日 立冬(太陽黄経225度)

■12日 おうし座流星群の北群が極大

■13日 満月

■14日 月とプレアデス星団が接近

■17日 しし座流星群が極大

■20日 下弦の月

■28日 新月 


*見ごろの星たち*

■M45プレアデス星団(散開星団/400光年)
 おうし座の方のあたりにある星団です。日本名はすばる。肉眼でも5〜6個の星を数えることができます。双眼鏡では、たくさんの星が集まって、大変美しくみられます。望遠鏡で見るよりも双眼鏡で見たほうがオススメの星団ですので、手軽に楽しむことが出来ます。
 
■天王星・海王星
 秋の夜空には、遠方の惑星である天王星と海王星が見えています。どちらの惑星も暗いので、肉眼では見つけられませんが、望遠鏡を使ってのぞいてみると、ぼんやりとした青緑色の星に見えます。
 
■アンドロメダ銀河・M31(銀河/230万光年)
 ペガスス座の隣、アンドロメダ座の領域には、有名なアンドロメダ銀河があります。空の暗い場所なら、肉眼でもぼんやりとその姿をみることができますが、双眼鏡や望遠鏡を使ったほうがより美しく見られます。星雲のようにも見えますが、天の川銀河の隣の銀河です。
■h−χ(エイチ・カイ/二重星団/h:7010光年 χ:8080光年)
 カシオペヤ座とペルセウス座の間あたりにある散開星団です。双眼鏡や低倍率の望遠鏡などでは2つの散開星団が同一の視野で楽しむことができます。宝石箱の中をのぞいているほど、美しく見えます。肉眼でみたときには恒星のようにもみえるため、昔は恒星だと思われて、それぞれh、χと名付けられました。その名残でいまも、h-χと呼ばれています。
 
■ガーネットスター(ケフェウス座/1000光年)
 肉眼では暗い星なので探しづらいですが、望遠鏡でのぞいてみると、深みのある朱色の星に見えます。まるで、1月の誕生石のガーネットのような色に見えることから、この名前がつけられました。直径は太陽の1500倍、表面温度は2000度の星です。
 

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