今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*12月の星空*

 12月になると、にぎやかな冬の星たちがどんどん登場します。だれもが一度は探したことのあるオリオン座や、すばるのあるおうし座などが見ごろです。
 冬の星空には、オリオン大星雲や、散開星団として有名なすばる(プレアデス星団)、ヒヤデス星団など双眼鏡で手軽に楽しめる星雲・星団がたくさんあります。
 バードウォッチングもいいですが、星空ウォッチングにも双眼鏡を使ってみて下さいね!

*天文現象いろいろ*


■1日 夕方南西の空で月と金星が接近

■6日 上弦の月

■7日 大雪(太陽黄経255度)

■13日 満月・月の距離が本年最近

■14日 ふたご座流星群が極大

■19日 ミラ(くじら座の変光星)が極大
     下弦の月

■21日 冬至(太陽黄経270度)

■27日 新月・月の距離が本年最遠

■29日 水星食 


*見ごろの星たち*

■ミラ(くじら座の変光星)
 ミラは、くじら座の心臓にある星です。約332日かけて周期的に明るさを変化させる星です。暗いときには10等級程度、明るい時は2等級にもなり、2008年12月19日あたりに最も明るくなると予想されています。ミラをみるには絶好の機会ですのでぜひみてみましょう。2等級なら肉眼でも見つけられますよ。
 
■M45プレアデス星団(散開星団/400光年)
 おうし座の方のあたりにある星団です。日本名はすばる。肉眼でも5〜6個の星を数えることができます。双眼鏡では、たくさんの星が集まって、大変美しくみられます。望遠鏡で見るよりも双眼鏡で見たほうがオススメの星団ですので、手軽に楽しむことが出来ます。
 
■アンドロメダ銀河・M31(銀河/230万光年)
 ペガスス座の隣、アンドロメダ座の領域には、有名なアンドロメダ銀河があります。空の暗い場所なら、肉眼でもぼんやりとその姿をみることができますが、双眼鏡や望遠鏡を使ったほうがより美しく見られます。星雲のようにも見えますが、天の川銀河の隣の銀河です。
 
■h−χ(エイチ・カイ/二重星団/h:7010光年 χ:8080光年)
 カシオペヤ座とペルセウス座の間あたりにある散開星団です。双眼鏡や低倍率の望遠鏡などでは2つの散開星団が同一の視野で楽しむことができます。宝石箱の中をのぞいていると思うほど、美しく見えます。肉眼でみたときには恒星のようにもみえるため、昔は恒星だと思われて、それぞれh、χと名付けられました。その名残でいまも、h-χと呼ばれています。
 
■ガーネットスター(ケフェウス座/1000光年)
 肉眼では暗い星なので探しづらいですが、望遠鏡でのぞいてみると、深みのある朱色の星に見えます。まるで、1月の誕生石のガーネットのような色に見えることから、この名前がつけられました。直径は太陽の1500倍、表面温度は2000度の星です。
 

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