今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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月の星空*

 2009年、世界天文年の幕開けです。
 2009年は、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を宇宙へむけてから、ちょうど400年の記念すべき年です。ガリレイは、月、木星、金星、太陽、天の川などを望遠鏡で観察しました。(*太陽を直接、望遠鏡でみると失明する恐れがあります!)
 
 木星は2009年1月の夜空では見られませんが、金星は宵の明星として、夕方西の空でまぶしく輝いています。また、夜空には、明るい星もたくさんありますし、一方で星雲や星団が数多く隠れています。
ガリレイが空に望遠鏡をむけた当時は、地球は宇宙の中心で、天は完全な世界だと考えられていました。

 しかし、月にはクレーターのでこぼこがあり、天の川は星の集まりでできており、木星のまわりには衛星がまわっていることなどを発見しました。これは、当時の宇宙観を大きく変える大発見でした。

 みなさんもこの機会に望遠鏡などを使って、星空をのぞいてみてくださいね!


*天文現象いろいろ*

■1日 月と金星が接近

■3日 22時しぶんぎ座流星群が極大

■4日 上弦の月、水星が東方最大離角

■5日 小寒(太陽黄経285度)

■7日 月とすばるが接近

■11日 満月

■15日 金星が東方最大離角

■18日 下弦の月

■20日 水星が内合

■26日 新月(東南アジアで金環日食)
 

*見ごろの星たち*


■しぶんぎ座流星群
 1月3日の夜から4日にかけてピークをむかえます。現在は、しぶんぎ座という星座はなくなっており、
「りゅう座イオタ流星群」とも呼ばれています。1月3日の夜の月齢は7.6で、夜中には沈んでしまいます
ので、流星群をみるには絶好の条件です。りゅう座は北の空にありますので、北の空から頭の真上あたりを見上げて流れ星を探してみましょう。

■オリオン座
 最も見つけやすい星座の1つです。長方形に並んだ4つの星と、その内側に3つの星が一直線に
並んで見えます。まるで、「箱に残った最後の1本のみらたし団子」のようです。みたらし団子の星のすぐ下には、団子のたれのように、ぼんやりと雲のように輝く場所があります。これは、M42、オリオン大星雲です。双眼鏡や望遠鏡でのぞくと、その様子をよりはっきりと見ることができますよ。

■シリウス(おおいぬ座の一等星)
 東南の空低くに、ひときわ明るく輝く星が見つかります。これが、おおいぬ座のシリウスです。自分で輝いている星の中で、最も明るく見える星です。望遠鏡でのぞいてみると、まぶしいくらい、輝いてみえますよ。

■M45プレアデス星団(散開星団/400光年)
 おうし座の方のあたりにある星団です。日本名はすばる。肉眼でも5〜6個の星を数えることができます。双眼鏡では、たくさんの星が集まって、大変美しくみられます。望遠鏡で見るよりも双眼鏡で見たほうがオススメの星団ですので、手軽に楽しむことが出来ます。
 

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