今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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月の星空*

 冬の夜空には1年で最も多く一等星が見られます。それらの一等星は、それぞれよくみると色がさまざま違っています。青白い星、黄色い星、赤っぽい星、白い星など、まるで夜空を彩るイルミネーションのようにとてもきらびやかに輝いています。一等星は街の明かりのある場所でも見つけやすいのでいくつ見つかるか探してみてくださいね。

 また、2月5日には、月が本年最北の場所に見られます。月の通り道は、季節によって変化しているってご存知
でしたか?月は、夏には南の空の低い場所を通りますが、冬には頭の真上あたり、空の高い場所を通ります。ぜひ本年最北の月を見上げてみてください。思った以上に頭の上に輝いていてびっくりすると思いますよ。


*天文現象いろいろ*

■1日 C/2007 N3ルーリン彗星の光度が5等級台に入る

■3日 上弦の月

■4日 立春(太陽黄経315度)

■5日 月が本年最北

■9日 満月

■14日 水星が西方最大離角

■17日 下弦の月

■18日 雨水(太陽黄経330度)

■20日 金星が最大光度-4.6等級

■24日 C/2007 N3ルーリン彗星が地球に最接近

■25日 新月

*見ごろの星たち*

■冬のダイヤモンド(冬の大六角形)
 冬の夜空に輝く一等星を6つ、線で結ぶと大きな六角形ができあがります。これが冬のダイヤモンドです。おおいぬ座のシリウスからスタートすると、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、そしてオリオン座のリゲルです。冬以外の季節は、明るい星を結んで三角形くらいしかできませんが、冬は明るい星が多いので、大きな六角形を作ることができるのです。

■M42 オリオン大星雲
 一直線に並んだ3つの星(三ツ星)と、そのまわりに4つの星が取り囲んでいるように見えるあたりがオリオン座です。三ツ星のすぐ下のあたりをよく見ると、ぼんやりと光る部分があります。これがオリオン大星雲です。双眼鏡や望遠鏡では、星雲の様子をよりはっきりと見ることができます。星雲の中には、生まれたばかりの星が輝く様子も見られます。

■シリウス(おおいぬ座の一等星)
 南の空に、ひときわ明るく輝く星が見つかります。これが、おおいぬ座のシリウスです。自分で輝いている星の中で、最も明るく見える星です。望遠鏡では、まぶしいくらい輝いて見えて、まるでダイヤモンドのように美しい星です。双眼鏡では、シリウスと同じ視野に散開星団のM41も見ることができてお得です!

■M45プレアデス星団(散開星団/400光年)
 おうし座の肩のあたりにある星団です。肉眼でもぼんやり5〜6個の星を数えることができます。双眼鏡では、たくさんの星が集まって、大変美しくみられます。日本では、「すばる」の名でおなじみの星団です。インドネシアのあたりでは、「ビンタン・プルプル」とよばれているそうです。所変われば、呼び名が変わって、なんだか面白いですよね。

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