*3月の星空*
3月はひと月の間に2回の満月がみられます。月は29.5日かけて新月から満月、そして新月にもどります。1か月のうち2回満月となるのは珍しいことです。
星空では、冬の星座は西の空へ傾き、春の星座が見られるようになります。北斗七星や「?」マークが裏返しになった星の並びが目印のしし座など探してみてくださいね。 オレンジ色に輝く火星も空の高い場所で目立っています。さらに、しし座の後ろ、東の空からは黄色く輝く土星も登場です!
*天文現象いろいろ*
■1日 満月、木星が合 ■6日 啓蟄(太陽黄経345度) ■8日 下弦の月 ■11日 火星が留 ■14日 水星が外合 ■16日 新月 ■17日 天王星が合 ■18日 彼岸の入り ■21日 春分(太陽黄経0度) ■23日 土星が衝、上弦の月 ■30日 満月
*見ごろの星たち*
■土星
おとめ座付近で輝いています。3月下旬に衝を迎え、いよいよ観望期に入ります。昨年は土星のリングが消えたように見える「環の消失」が起こりましたね。今年の土星も、まだまだリングがシャープな姿をしています
■北斗七星 北の空で7つの星がひしゃくの形にならんでいます。北斗七星は、カシオペヤ座とともに、北極星をみつけるときの 目印となる星の並びです。秋〜冬にかけて、北の地平線下に沈んでいましたが、春になると北東の空から姿を現します。
■火星 2年2か月ごとに地球と接近し、見ごろとなります。今回は、1月28日に最接近し、その後しばらく夜空で見られます。衝のころは、-1.3等級もの明るさで目立っています。
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