*4月の星空*
「いちばんぼーしー、みーつけた!」 日の入り後、西の空でひときわ明るく輝く星は、宵の明星でおなじみの金星です。金星と言えば、太陽系の惑星ですね。金星の他にも、火星と土星が見ごろをむかえています。 しし座の目の前(西側)に、オレンジ色の火星があり、しし座の後ろ(東側)に土星があります。しし座は「?」マークを裏返しにした星の並びからたどることができます。裏返しの「?」マークがししの頭の部分ですよ。探してみてくださいね!
*天文現象いろいろ*
■5日 清明(太陽黄経15度) ■6日 下弦の月 ■9日 水星が東方最大離角 ■14日 新月 ■17日 春の土用(太陽黄経27度) 火星とM44が接近 ■20日 穀雨(太陽黄経30度) ■22日 上弦の月 ■23日 4月こと座流星群極大のころ ■26日 おとめ座流星群極大のころ ■28日 満月
*見ごろの星たち*
■レグルス(しし座の一等星) ライオンの胸のところで輝く一等星です。一等星の中では暗いので、あまり目立たない星ですが、かつては王様の運命を占うときに使われた「ロイヤルスター」です。 ■土星 おとめ座付近で輝いています。3月下旬に衝を迎え、いよいよ観望期に入ります。昨年は土星のリングが消えたように見える「環の消失」が起こりましたね。今年の土星も、まだまだリングがシャープな姿をしています。 ■北斗七星 北の空で7つの星がひしゃくの形にならんでいます。北斗七星は、カシオペヤ座とともに、北極星をみつけるときの目印となる星の並びです。秋〜冬にかけて、北の地平線下に沈んでいましたが、春になると北東の空から姿を現します。 ■火星 2年2か月ごとに地球と接近し、見ごろとなります。今回は、2010年1月28日に最接近しました。徐々に遠ざかっていますので、だんだんと暗くなっていきます。
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