今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*6月
の星空*

 6月21日は夏至です。夏至のころ、日没が一年で最も遅くなります。星が見え始めるのが午後8時をすぎてからになります。いつまでたっても暗くならない空で、一番星として輝くのは金星です。まぶしいほどに輝く金星は、望遠鏡でみると満ち欠けをして見えます。6月ごろは半月に近いような形になっています。小型の望遠鏡でも十分にその様子を見ることができます。

 頭の真上には、うしかい座のアルクトゥールスがオレンジ色に輝きます。東の空からは、白く輝くこと座のベガが登場します。ベガは七夕のおり姫星としておなじみの星で、夏の大三角の1つでもあります。

 また、南の空には、さそり座も顔をだしています。夏はもうすぐそこです!

*天文現象いろいろ*

■1日   土星が留
■5日   下弦の月
■6日   芒種(太陽黄経75度)
■11日 入梅(太陽黄経80度)
■12日 新月
■14日 月と金星が並ぶ
■19日 上弦の月
      準惑星ケレスが衝(7.2等級)
■21日 金星とプレセペ星団が接近のころ
      夏至(太陽黄経90度)
      土星が東矩
■22日 天王星が西矩
■26日 満月(部分月食、月出帯食)
      準惑星冥王星が衝(14等級)
■28日 水星が外合 

*見ごろの星たち*

■金星
 夕方の西空で明るく輝いています。宵の明星、一番星です。

■アルクトゥールス(うしかい座の一等星)
 オレンジ色に輝く一等星です。梅雨の晴れ間、天頂付近で輝くので、「雨夜の星」「五月雨星」などと呼ばれます。

■コルカロリ(りょうけん座の二重星)
 チャールズの心臓という意味の星です。北斗七星のそば、りょうけん座の最も明るい星です。肉眼でみると1つ、望遠鏡では2つにわかれてみえます。2つの星の色の対比がとってもきれいですよ。

■土星
 おとめ座付近で輝いています。今年はリングが細くみえており、串刺しのお団子のような姿です。そろそろ今シーズンは見納めです。

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