*2月の星空*
明るい星の多い冬の星空が広がっています。南の空から頭の真上近く、明るい星6つを線で結ぶと、冬のダイヤモンド(冬の大六角形)ができあがります。
最もよく目立つのは、南の空低く、青白く輝くシリウスです。シリウスをスタートして、冬のダイヤモンドを探してみましょう。
東の空からは、しし座、北の空では北斗七星も昇ってきています。
2月4日は、立春。まだ寒いですが、暦の上では春です。星空もゆっくりと冬から春へ、変わりつつあります。
*天文現象いろいろ*
■ 3日 新月
■ 4日 立春(太陽黄経315度)
■ 6日 火星が合
■11日 上弦の月
■17日 海王星が合
■18日 満月
■19日 雨水(太陽黄経330度)
■25日 下弦の月
*見ごろの星たち*
■シリウス(おおいぬ座の一等星)
明るい星の多い冬の夜空でも特に目立つのがシリウスです。シリウスは夜空の中、自分で輝く星(恒星)では最も明るく見える星です。
望遠鏡で覗いてみると、まぶしいほどの輝きが楽しめます。
また、双眼鏡では、シリウスの南、低い場所にある散開星団M41も楽しめます。
■カストル(ふたご座の連星)
ふたご座には、おなじくらいの明るさの星が2つあり、
少し暗い方がお兄ちゃんのカストル、少し明るい方が弟のポ
ルックスです。
カストルは、肉眼では1つ、望遠鏡で見ると2つにわかれてみ
える星です。
さらに詳しく調べたところ、実際には6つの星が互いのまわり
をまわりあう、
6重連星であることがわかっています。
■オリオン座
一列に並んだ3つの星と、それを囲むように4つの星が並んでいます。
オリオン座は、88個ある星座の中でも、最も覚えやすくて見つけやすい星座です。
オリオン座には一等星が2つも輝きます。
青白く輝くリゲルと、赤っぽく輝くベテルギウスです。
三ツ星を挟んで、対角の位置で輝きます。
■■オリオン大星雲 M42(オリオン座)
オリオン座の三つ星のすぐ南側、ぼんやりと白っぽいものがあります。これがオリオン大星雲です。
双眼鏡でみると、翼を広げて飛ぶ鳥のような形に見えます。
望遠鏡では、星雲の中にある、生まれたばかりの星たち「トラぺジウム」を見ることができます。
|