今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*7月
の星空*

 梅雨の季節が終わると、夜空はすっかり夏の星空になっています。東の空を見上げると、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガを結んでできる「夏の大三角」が見られます。アルタイルとベガは、それぞれ七夕伝説の彦星と織姫星としても有名ですね。

 一方、南の空の低いところには、赤く輝く心臓・アンタレスを伴ったさそり座が見られます。さそりが描くS字形は日本では釣り針に例えられ、「魚釣り星」や「鯛釣り星」などと呼ばれていました。またその少し東側には、さそり座を今にも射ようと矢をつがえて狙っている、いて座が見られるでしょう。いて座には南斗六星と呼ばれる、おおぐま座の北斗七星に似たひしゃく形の星の並びがあります。中国では、この北斗七星と南斗六星、それぞれ死と生を司るものとして伝えられています。

 このように、夏の星空はメジャーどころの星々がいっぱいあります。晴れた日には、ぜひ星空観測をしてみましょう。

*天文現象いろいろ*

■ 1日 リニア彗星が近日点を通過(周期5.7年)
      新月(アフリカと南極の間の海域で部分日食が見られる)
■ 2日 半夏生(太陽黄経100゚)
■ 4日 ウェスト・ハートレー彗星が近日点を通過(周期7.6年)
      地球が遠日点通過
      (1.0167404天文単位、1億5210万2198km、太陽視直径31.5')
■ 7日 七夕
      小暑(太陽黄経105゚)
      月の距離が最近(0.961、36万9567km、視直径32.3')
■ 8日 上弦
■12日 海王星が発見以来一周目(発見は1846、周期165年)
■15日 満月
      テイラー彗星が近日点を通過(周期7.7年)
■20日 夏の土用(太陽黄経117゚)
■22日 月の距離が最遠(1.052、40万4348km、視直径29.9')
■23日 大暑(太陽黄経120゚)
      下弦
■28日 みずがめ座δ南流星群が極大のころ
     (出現期間7月15日〜8月20日)
■31日 新月

参考サイト:
AstroArts「天文現象カレンダー」
http://www.astroarts.co.jp/phenomena/2011/ph201107-j.shtml

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