今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

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*9月
の星空*

 9月になると夜はずいぶん涼しくなり、星空観測には一枚羽織るものを用意したくなってきます。星空には秋を代表する星座たちが昇り始め、東の空には翼を持つ馬であるペガスス(ペガサス)座が見られます。ペガスス座の胴体にあたる部分には4つの星々が目立ち、「ペガススの四辺形」や「秋の四辺形」などと呼ばれています。これらの星を目印にして、こぐま座にある北極星や秋の星座の中で唯一の一等星であるフォーマルハウト(※)などが見つけられます。「ペガススの四辺形」の4つの星はいずれも二等星以下で、明るい星からなる夏の大三角に比べ暗くてやや見つけにくいですが、是非観測してみましょう。
 
 また、12日は「中秋の名月」と呼ばれる、一年の内で最も月が美しく見えるとされている日です。日本では、月が見える位置にすすきを飾って月見団子や里芋やお酒などを供え、満月を鑑賞するという風習があります。普段は忙しくて空を見上げることがない方も、この日ばかりは少し月に目をやって風情を感じてはいかがでしょうか。

※フォーマルハウトについて
 みなみのうお座にあるフォーマルハウトという星には、2008年にハッブル宇宙望遠鏡による観測で、惑星(=地球や木星といった、太陽のように自ら光る星の周りを周る星のこと)が存在していることが分かりました。可視光という目に見える光で直接観測して発見されたのは史上初めてのことでした。

*天文現象いろいろ*

■ 1日 二百十日
■ 5日 上弦
■ 8日 白露(太陽黄経165度)
■12日 中秋の名月
     満月
■15日 月の距離が最遠(距離 40 万 6068 km、視直径 29.1')
■20日 下弦
■23日 秋分(太陽黄経180゚、東京日出:05時29分、日入:17時38分)
■27日 新月
■28日 月の距離が最近(距離 35 万 7554 km、視直径33.8')

参考サイト
AstroArts「天文現象カレンダー」
http://www.astroarts.co.jp/phenomena/2011/ph201109-j.shtml

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