今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

「過去の星空」はコチラ

 


*12月
の星空*

 秋の夜空と違い、冬の夜空には明るい星がたくさん輝いています。 12 月の東の空にはいくつかの有名な冬の星座が昇ってきていますが、その中のひとつ、真っ先に空に昇ってくるのが『おうし座』です。黄道十二星座のひとつにも数えられる『おうし座』は、4月または5月生まれの人の星座として知られるほか、プレアデス星団が所属している星座として有名です。

 プレアデス星団(日本名『すばる』)に代表される星団とは、銀河ほどではないものの、その名の通り星がたくさん集まった天体のことをいいます。『すばる』を肉眼で観察すれば数個、双眼鏡を使えば数十個の星が見えるでしょう。また『すばる』は日本の国立天文台がハワイのマウナケア山頂に建設した巨大望遠鏡の名前にもなっており、現在もこれを用いて最先端の研究が行われています。

 また今年の6月16日に続き、12月10日には再び皆既月食が見られます。皆既月食とは、月が地球の影にすっぽりと入ってしまう現象のことです。今回は全国各地で見られるほか、皆既の時間帯に月が頭上近くに昇っているなど、非常に条件が良いです。

 日本全国で等しく、以下のようなスケジュールで月食が起こります。

 月食の始まり  : 12月10日 21時45分
 皆既月食の始まり:        23時05分
 最大食     :            23時30分
 皆既月食の終わり:        00時00分
 月食の終わり  : 12月11日 01時20分

 是非12月10日の晩は空を見上げて、赤銅色に輝く月を観察してみましょう。

*天文現象いろいろ*

■ 2日 上弦
■ 6日 月の距離が最遠(距離 40万5410 km、視直径 29.2')
■ 7日 大雪(太陽黄経 255°)
■10日 満月(全国で皆既月食の全経過が見られる)
■15日 ふたご座流星群が極大(出現期間 12月5日〜12月20日)
■18日 下弦
■22日 月の距離が最近(距離 36万4794 km、視直径 33.0')
    冬至(太陽黄経 270°、東京日出:06時47 分、日入:16時32分)
■23日 こぐま座流星群が極大(出現期間 12月18日〜12月24日)
■25日 新月

AstroArts「天文現象カレンダー」
http://www.astroarts.co.jp/phenomena/2011/ph201112-j.shtml

「過去の星空」はコチラ

TOPに戻る