今月の星空

今はどんな星が空に出ているのでしょう??

「過去の星空」はコチラ





*11月の星空*

 空を真上に見上げた天頂近くには、秋を代表する星の並びである「ペガススの四辺形」が、そこからやや視線を下げた北の方角には、アルファベットの「W」の形をしていて、北極星を探す目印になる星座として有名なカシオペア座を見てとることができます。
 また東の空には、おうし座やぎょしゃ座を先頭に、冬の星座たちが姿を見せ始めています。秋は明るい星が少なく寂しい感じの夜空でしたが、これら冬の星座の出現で再びにぎやかな夜空となっていきます。

 ところで、28 日の晩には「半影月食」という聞きなれない天文現象が見られます。これは地球の「半影」と呼ばれる領域に月が入ったことによって起こる現象で、月から見る と太陽(光源)の一部が地球(遮蔽物)によって隠されている状態、すなわち部分日食に見えます。そのため、月に当たる太陽の光量は普段より減り、地球から 見ると暗くなって一種の月食として観察されます。とはいえ、この減光量はごくわずかであり、肉眼では注意深く観察しないと分からない程度です。目に自信の ある方は、是非その違いを確かめてみてはいかがでしょうか?
#28日の 21時過ぎから半影月食が始まり23-24時に食の最大を迎え、
#29日の  2時くらいに終わります。

*天文現象いろいろ*

■  1 日 月と木星が接近
■  2 日 月の距離が最遠(距離 40万6053km、視直径 29.4')
■  5 日 おうし座南流星群が極大のころ(出現期間10月15日〜11月30日)
■  7 日 立冬(太陽黄経 225゜)
      下弦
■ 12 日 細い月と金星、スピカが並ぶ
      おうし座北流星群が極大のころ(出現期間10月15日〜11月30日)
■ 14 日 新月(オーストラリアのケアンズ付近では皆既日食)
      月の距離が最近(距離 35万7359km、視直径 33.4')
■ 16 日 細い月と火星が接近
■ 17 日 しし座流星群が極大(出現期間11月5日〜11月25日)
■ 20 日 上弦
■ 22 日 小雪(太陽黄経 240゜)
■ 27 日 土星と金星が最接近
■ 28 日 半影月食
      満月
■ 29 日 月の距離が最遠(距離 40万6368km、視直径 29.4')

AstroArts「天文現象カレン ダー」
http://www.astroarts.co.jp/phenomena/2012/ph201211-j.shtml

「過去の星空」はコチラ

TOPに戻る