黄華堂検定!

【第27回】

今回はいつもと違って、天体ではなく、赤外線に関する問題です。

(1)赤外線は今や携帯電話やリモコンなど様々なところに使われています。 では、赤外線の存在を発見した人は次のうち誰でしょうか。
 (あ)ウィリアム・ハーシェル
 (い)ガリレオ・ガリレイ
 (う)アイザック・ニュートン

(2)赤外線を通さないものは次のうちどれでしょうか。

 (あ)サングラス
 (い)黒い紙
 (う)コーヒー

(3)赤外線は天文学でも利用されています。赤外線天文衛星は次のうちどれでし ょうか。

 (あ)ひので
 (い)すざく
 (う)あかり




☆答え☆
(1)あ
 ハーシェルは日光を分光し、赤色の外側に温度計を置いてみました。 すると、温度計の目盛りが上がりました。このことから、ハーシェルは赤色の外側 には目に見えない光があるということに気付きました。

(2)い
 黒い紙は赤外線を吸収します。 同じ黒でもサングラスやコーヒーは光が通るすき間があるので、赤外線を通します。
 これはリモコンとテレビがあれば簡単に実験できます。 リモコンの赤外線が出るところのすぐ前に、実験したい物を置いてみましょう。 赤外線を通す物なら、リモコンでテレビを操作できます。 色や厚さに着目しながら、身近な物で実験してみましょう。

(3)う
 あかりは2006年に打ち上げられた赤外線天文衛星です。 赤外線天文衛星には他にスピッツァー宇宙望遠鏡やハーシェル宇宙望遠鏡があります。
 ちなみにすざくはX線天文衛星、先月の問題でも出たひのでは太陽観測衛星です。


(飯野:大阪教育大学 2010年09月)