黄華堂検定!

【第29回】

今回は夕方に観察されることについて考えてみましょう。

(1)西空の低いところに、金星と似た明るい輝きを見つけました。 何の光か予想する簡単な方法はどれでしょうか?
 (あ)双眼鏡を取りに帰り、観察する
 (い)歩きながら見る位置を変え、明るい輝きがついてくるか見る
 (う)一分間ほど観察し光が動くか確かめる

(2)空の高いところで突然光が輝きだし、10秒間ほど大きく動きながら暗くなり 見えなくなりました。 何が輝いたのでしょうか?
 (あ)火球
 (い)飛行機
 (う)イリジウム衛星

(3)きれいな三日月をよくみると、黒っぽい丸いものがついていました。 どうやら月の暗い部分がうっすらみえているようです。 なぜでしょう?
 (あ)月に暈(かさ)がかかった
 (い)月の大気がぼんやり光っている
 (う)地球照



☆答え☆
(1)う
低い高度に見える光として、航空機のライトの可能性が高いです。 ですから、しばらく見て移動するか確認してから予想するのが簡単ではないでしょ うか。

(2)う
衛星携帯電話用のイリジウム衛星の平面アンテナが、太陽光を反射している場合が 多いと考えます。

(3)う
地球の雲や雪は太陽光を良く反射します。 その光が月の暗い部分(月の夜の部分)を照らす現象です。
佐賀県立宇宙科学館で撮られた地球照の写真はこちら↓↓



(片平 2010年11月)