黄華堂検定!

【第30回】

2月21日は、月全体が地球の影に隠される「皆既月食」です。
そこで、月食に関する問題を3つ、いってみましょう!

(1) 月食が起こるときの月は?
 (あ)新月
 (い)三日月
 (う)半月
 (え)満月

(2)皆既月食のとき、月がある色に見えます。何色でしょう?
 (あ)赤
 (い)青
 (う)レインボー
 (え)何も見えない

(3)皆既中の月の明るさは、毎度同じではありません。 明るさが変わる原因とされるのはどれでしょう?
 (あ)都会の光の量
 (い)大気中のチリの量
 (う)月の表面温度
 (え)観察している人の数



☆答え☆
(1)え
 月食は、太陽が地球を照らすときにできる影へ月が入るときに起こります。 つまり「太陽 - 地球 - 月」と並ぶとき起こる現象であり、「満月」のときです。

(2)あ
 月は地球の影に隠されるので見えなくなる ...はずですが、実はそうでもありま せん。 地球の大気によって屈折した光が、わずかに月を照らします。 この月へ届く光が「赤い光」です(青い光は大気で散乱され届かない)。

(3)い
 皆既中の月の明るさは「大気中のチリ」が影響すると考えられています。 チリの量が増えると赤い光までもが散乱され、月が暗くなってしまうのです。 特に、火山の大きな噴火活動による影響は(火山灰など)、過去にも観察されています。 今年はそこまでの規模ではありませんが、春にアイスランド、秋にインドネシアで 火山噴火がありました。 どれくらいの明るさで見えるのか、そのあたりも注目です!


(武田:総研大 2010年12月)