黄華堂検定!

【第33回】

今回は天文学に貢献した人物に関する問題です。

(1)ハッブル宇宙望遠鏡の名前にもなっているハッブルさんは、何を発見した人 でしょう?
 (あ)宇宙は収縮していること
 (い)宇宙は変化していないこと
 (う)宇宙は膨張していること

(2)ハーシェル宇宙望遠鏡の名前にもなっているハーシェルさんは、何を発見し た人でしょう?
 (あ)電波
 (い)赤外線
 (う)X線

(3)ハーシェルさんは惑星も発見しています。 さて次のうちどれでしょうか?
 (あ)天王星
 (い)海王星
 (う)冥王星(注:惑星から外れたのは2006年のことです)<




☆答え☆
(1)う
 1929年、ハッブルは、セファイド変光星を用いて銀河までの距離を測定し、遠い 銀河ほど高速で遠ざかっていることを見つけました。これが宇宙膨張の発見です。

(2)い
 1800年頃、ハーシェルは、太陽光を分光した赤い光の部分の更に外側に温度計を 当てると、温度が上がることを見つけしました。 これが目に見えない赤外線の発見です。

(3)あ
 1781年、ハーシェルは、自宅の自作望遠鏡で天王星を発見ました。 実は、天王星は明るいときは肉眼でも見え、以前にも見つけられていましたが、天 王星が太陽系の惑星であると認識したのはハーシェルが初めてのようです。


(住吉:京都大学 2011年3月)