黄華堂検定!

【第41回】

12月には、様々な天文現象がありますね。星を見るのもより一層楽しみです。
今回は、天文現象や星空の暦に出てくる名前からクイズです。

(1)『来月の星空』や『絵本で見る宇宙』のコーナーでもご紹介しましたが、 12月10日には皆既月食があります。
皆既月食となる月はどの月でしょうか?
 (あ)満月
 (い)新月
 (う)半月

(2)[記述]いつかは月や火星に行ってみたいものです。 そして、満天の星を眺めたい!
12月15日にふたご座流星群が極大になると予想しています。 では、月では流星群は見れるでしょうか?
理由も含めて答えてください。

(3)12月22日に冬至を迎えます。 冬至というのは、北半球では太陽の高度が最も低く、一年中で最も夜の長い日です。 冬至の日の太陽はどの方角に沈むでしょうか?
 (あ)真西
 (い)西南西
 (う)西北西




☆答え☆
(1)あ
月食は満月が地球の影に入って暗くなる現象です。 月が太陽の光を反射して輝いていることがわかりますね。

(2)月には大気がないため、流れ星は見えない。 流れ星は宇宙からやってくるチリなどが地球の大気で燃えるために光って見える現 象です。 大気がないと、宇宙からやってくるチリは隕石となり、地表に衝突します。

(3)い
毎日観察していると、太陽の沈む位置は少しずつ変わっていきます。 冬の時期は、東の空やや南よりから昇ってきて、西の空やや南よりに沈みます。 真南を通過するときの太陽高度も低いです。 逆に、夏の時期は、東の空やや北よりから昇ってきて、西の空やや北よりに沈みます。 真南を通過するときの太陽高度は高いです。 春分と秋分の頃に、太陽が真東から昇り、真西へと沈む日があります。
これらは地球の自転軸が太陽との公転面に対し傾いているために起こる現象です。


(石井:神戸市立青少年科学館 2011年11月)