黄華堂検定!
【第43回】
2012年にある主な天文イベントは『金』にまつわる現象が目白押しです。
今回は今年起きる天文イベントに関する問題です。
(1)2012年5月21日には日本の広い範囲で金環日食が見ることができます。
皆既月食と金環日食の違いは何が原因でしょう?
当てはまるもの全て答えて下さい。
(あ)地球と月の距離
(い)地球と太陽の距離
(う)太陽活動の程度
(2)2012年6月6日には金星日面経過を全国で見ることができます。
この現象は太陽─金星─地球がほぼ一直線状となり、金星が黒い点となって太陽の
前を横切っていく現象です。
金星日面通過は現象はめったに起きませんがその原因は何でしょう?
(あ)金星の見かけの大きさが小さ過ぎる
(い)金星が満ち欠けして見える
(う)金星の公転軌道面が傾いている
(3)2012年8月14日には金星食が見られます。
金星食などの惑星食は惑星─月─地球がこの順に一直線に並び、惑星が月の後ろに
隠れる現象ですが、惑星食における月の形はどのように見えるでしょう?
(あ)いつも満月
(い)色々ある
(う)いつも新月。
☆答え☆
(1)あ、い
地球の公転軌道や月の周回軌道は楕円形をしているので、地球と太陽や月の距離
は一定ではありません。
その為地球から見える月や太陽の大きさ(視直径)が変わります(来月の星空に月の
視直径を載せています)。
月の視直系の方が太陽の視直系よりも大きければ皆既日食に、逆に小さいと金環
日食になります。
部分日食は月の影の中心から外れた地域で起きます。
月はだんだん地球から遠ざかっているので皆既日食と金環日食がどちらも見える
のは今だけです。
因みに、2012年11月14日にはオーストラリア北部から南太平洋上を中心にで皆既
日食が見られます(残念ながら日本からは食は見えません)。
(2)う
金星日面通過は謂わば金星版の日食のようなものです。
地球の公転軌道と金星の公転軌道は約 3度傾いている為、両者の面が交わるところ
で太陽─金星─地球一直線上に並ばないといけません。
このことから、金星日面通過は滅多に起きる現象ではなく、次に起きるのは2117年
の予定です。
(3)い
惑星食は、惑星─月─地球がこの順に一直線に並び、惑星が月の後ろに隠れる現
象です(惑星版の日食)。
太陽の位置には関係しないので、月の形は様々です。
今回の金星食では三日月に金星が隠れて行く様子を見ることができます。
(森谷:京都大学 2012年1月)
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