黄華堂検定!

【第59回】

 夕方の西の空で、 5月下旬以降に金星が見ごろになります。 今回は金星に関するクイズです!

(1)金星はどのように見つかった惑星でしょう?
 (あ)目視
 (い)天体望遠鏡
 (う)探査機

(2)地球の衛星は月 1つ、火星の衛星は 2つあります。 では金星の衛星はいくつでしょう?
 (あ)0個
 (い)1個
 (う)2個

(3)次のうち、金星としてはありえないものはどれ?
 (あ)昼間に肉眼でも見える
 (い)夜中に明るく輝いて見える
 (う)月のように満ち欠けをする




☆答え☆
(1)あ
 太陽系の惑星の中で、水星、金星、火星、木星、土星は肉眼でも明るく見えるの で、紀元前からその存在が知られていました。 金星は望遠鏡や探査機で見つかったわけではありません。 天王星や海王星は天体望遠鏡が発明された後で発見されています。

(2)あ
 衛星とは、惑星の周りをまわる天体のことです。 水星と金星には衛星は発見されていません。

(3)い
 金星は、地球よりも1つ内側の軌道で太陽の周りをまわっています。 このため地球から見て、金星は太陽からある程度以上(約46度)は離れません。 ですから、金星は日没後か日の出前の空でしか見ることができず、夜中には見えま せん。 金星の最大光度は-4.6等級にもなり、目のいい人なら、青空の中、肉眼で見つける ことができます。望遠鏡で金星をみると、時期によって月のように形を変えて見え ます。


(橋本:佐賀県立宇宙科学館 2013年5月)