黄華堂検定!
【第84回】
こんにちは!皆さん、星空を見上げていますか?
9月と言えばお月見!
というわけで、今回は月の文化に関する問題です。
(1)お月見(中秋の名月)の起源は中国だといわれていますが、それが日本に伝わったのはいつ頃と考えられているでしょうか?
(あ)奈良時代
(い)平安時代
(う)鎌倉時代
(え)江戸時代
(2)中秋の名月は、そのときに収穫される農作物を冠して呼ばれることもあります。
それは何でしょうか?
(あ)栗名月
(い)豆名月
(う)芋名月
(え)柿名月
(3)昨年2014年は、お月見に関するあることが171年ぶりに起きました。
それは何でしょうか?
(あ)十五夜(旧暦八月十五日)が二回あった
(い)十五夜(旧暦八月十五日)がなかった
(う)十三夜(旧暦九月十三日)が二回あった
(え)十三夜(旧暦九月十三日)がなかった
(4)月は日本人に最も親しまれてきた天体のひとつです。
では、百人一首に月が登場する歌は何首あるでしょう?
(あ)八首
(い)九首
(う)十首
(え)十一首
今年の中秋の名月は9月27日です。
ぜひお月見を楽しんでください。
☆答え☆
(1)い
お月見(中秋の名月)は旧暦八月十五日の月を鑑賞する行事です。
日本にお月見に風習が伝わったのは平安時代と言われています。
当時は宮中の年中行事の一つで、月を見ながら舟遊びをしたり歌を詠んだりしていたそうです。
貴族たちは月を直接見るのではなく、盃や池に映して楽しんでいたとも言われています。
ちなみに日本独自の風習として旧暦九月十三日(十三夜)にもお月見をすることがありますが、これも平安時代には始まっていたようです。
(2)う
旧暦八月十五日頃は里芋の収穫期に当たるため、芋名月とも呼ばれます。
月見団子に加えて里芋をお供えすることもあります。
ちなみに栗名月と豆名月は旧暦九月十三日の十三夜のことです。柿名月はありません。
(3)う
昔の暦(旧暦)は月の満ち欠けを元にしていた太陰太陽暦であったため、一ヶ月の長さが29日か30日で、一年の長さが太陽暦に比べて短くなってしまいます。
それを調整するために何年かに一度、閏月が挿入されます。
八月や九月に閏月が挿入されると十五夜や十三夜が二回あることになるのです。
2014年は旧暦では閏九月が挿入されたため、十三夜が二回ありました。
これは実に171年ぶりのことです。
(4)え
百人一首の中に月を詠んだ歌は多く、十一首にのぼります。
どんな歌があるのか、ぜひ調べてみてください。
(塚田: 2015年09月)
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