連載:突撃!隣の・・・

【第9回 西はりま天文台】

 西はりま天文台は、兵庫県の西側、岡山に接する佐用町という場所にある天文台 です。 ここでは、毎日、夜間天体観望会が実施されています。 実は夜だけではなく、昼間も太陽や明るい一等星を見る観望会も行われています。 また、星座早見盤などを作る工作イベントも実施されており、星の見える夜以外に も、思い切り楽しめる場所になっています。 宿泊施設も敷地内にはあるので、何日間もきれいな星空を楽しむことができますよ。

 さて、この西はりま天文台が所有している望遠鏡ですが、名前を「なゆた」とい います。 その口径は、なんと、2m!!! 日本国内では、一番大きい望遠鏡になります。 また、目で直接のぞく事が出来る望遠鏡としては、世界で一番大きい望遠鏡になり
ます。

 観測対象天体は、日によって様々ですが、季節の天体や惑星、星雲・星団などを 見ることができます。 僕が行ったときは、小型望遠鏡では見ることが難しい水星を観測することができま した。
 また、ここでの観望会で一番人気の天体は、土星だそうです。 僕が行ったときも見たのですが、条件がよくて、とてもきれいな土星とその輪っか や衛星を見ることができました。 あんなに素晴らしい土星を見ることは、多分もうないんじゃないかなあ、というく らいすごかったです!

 さらに、ここでの観望会では、望遠鏡を覗くだけでなく、生の星空の下でのプラ ネタリウム、通称「天プラ」も楽しむことができます(笑)。 解説員さんの解説も分かりやすくて面白く、運がいいと流れ星も見ることができま す。 星好きにはたまらない、素晴らしい場所ですね!

 もし時間あれば、ぜひ、西はりま天文台に行ってみてください!



(増本:大阪教育大学 2014年6月)