連載:突撃!隣の・・・

【第15回 京都産業大学・神山天文台】

 今回は京都産業大学にある神山天文台について紹介をさせて頂きます。

 神山天文台は、大学創立者の荒木俊馬博士が宇宙物理学者であったことから、 2015年の大学創立50周年を迎えるにあたり大学のシンボルとするべく2009年に設置 されました。神山天文台には国内の私立大学では最大(2015年現在)となる口径1.3m の反射式望遠鏡があり、創立者の名前を取って「荒木望遠鏡」と名付けられていま す。

 神山天文台では学生が主体となって、荒木望遠鏡を利用した研究が進められてお り、世界初となる研究成果も発表しています。また、観測や研究に必要な観測装置 を開発する研究チームもあり、世界トップクラスの性能を持つ装置の開発にも成功 しており、荒木望遠鏡に自分たちで製作した観測装置を設置して実際に観測を行っ ています。

 このように研究も盛んな神山天文台ですが、一般の方にも公開されています。毎 週土曜日(梅雨時期やメンテナンス時期は除く)には一般観望会も実施されており、 荒木望遠鏡で天体の観望もして頂けます!!

 また、この天文台では「天文学講座」と呼ばれる、一般の方を対象とした様々な 宇宙・天文に関するトピックをテーマとした講座があり、無料で天文学を学ぶこと ができます。この講座では京都産業大学の教員の講座もあれば、他の研究機関の方 の講演もあります。詳細は神山天文台ホームページにて案内しています。

 そして、天文学で京都産業大学を盛り上げようと様々なイベントを実施している のが、「神山天文台ボランティアチーム」(愛称:神ボラ)です。神ボラは本学の学 生のみで構成された神山天文台をサポートする団体でイベントの企画から実施まで すべて学生が考えています。天体観望会や4次元シミュレーターソフトMitakaでの3D 上映会、荒木望遠鏡のペーパークラフト製作教室などを通して、神山天文台を多く の人に広めるために活動しています。学内向けイベントの他にも、学外に向けたイ ベントもどんどん実施しますので、是非参加してみてくださいね。


 神山天文台について説明してきましたが、まだまだ説明しきれないことがたくさ んあるので、是非一度お越し頂き神山天文台で宇宙の凄さや天文学の奥深さに触れ てみてください。神山天文台のマスコットキャラクターの「ほしみ〜るちゃんR」 も待っています!
それではよろしくお願いします!

神山天文台HP: http://www.kyoto-su.ac.jp/kao/
天体観望会スケジュール: http://www.kyoto-su.ac.jp/kao/riyo/ippan/event.html
神ボラE-mail:kaovolunteer@gmail.com


(竹中:京都産業大学 2015年02月)