連載:突撃!隣の・・・

【第25回 大阪市立科学館】


図1:大阪市立科学館 外観

この夏に小学1年の息子を連れて、大阪市北区中之島にある大阪市立科学館に突撃しました。 大阪市立科学館は、「宇宙とエネルギー」をテーマとし、1989年に開館しました。 前身は、日本で最初にプラネタリウムを導入した「大阪市立電気科学館」で、当時のプラネタリウムの装置(カールツァイスU型)が今でも展示されています。


図2:学天則(復元)

科学館の1階の正面入口には、東洋初のロボットといわれる「学天則(がくてんそく)」の復元模型がお出迎え。 地下1階に降りて、チケットカウンターに向かいました。 今日の目当ては、プラネタリウムの「ファミリータイム」。 ファミリータイムは、主に土休日に行われる幼児から小学生とその家族向けのプログラムで、おしゃべりしても大丈夫な投影です。 ところが、私たちの目の前で今日のチケットは完売。 あとの時間の一般投影もあったのですが断念し、展示場に向かいました。 混雑日には、投影の2時間くらい前にはチケットを購入しておいたほうがよいようです。 なお、ホームページでその日の残席数がわかりますし、土休日のチケットは現地で前売りしてくれます。 (前売りは電話・インターネット等の予約は不可)。


図3:銀河系の立体模型

図4:ケプラーモーション

図5:アーチ橋

展示場は見て、ふれて、学べるものばかり。 特に4階は「宇宙とその発見」がテーマで、直径4mの銀河系の立体模型などの、星や宇宙の展示の他に、ケプラーモーションやアーチ橋のように天文や物理の原理がわかる実験装置も多数あります。 他のフロアは「身近に化学」「おやこで科学」「電気とエネルギー」がテーマとなっていますが、内容は難しくても楽しく体感できる展示がたくさんあって、小さな子どもにも1日楽しめる施設となっています。


図6:江戸時代の観測機器

図7:天文教具

また、科学館には大阪の科学史、江戸時代の天文学に関する貴重な資料や、天文教具など多数が展示されています。 何回も来館していても、改めてゆっくり見たかったのですが、息子が許してくれませんでした。 とほほ。 なお、科学館は国立国際美術館に隣接しています。 あわせていかがでしょうか。




参考:大阪市立科学館ホームページ

(Watanabe: 2016年10月)