連載:宇宙×◯◯

【第1回 X絵本】

今回から始まる新連載「宇宙×◯◯」。
宇宙と結びつく様々なものを紹介していきますが、第一回目の今回は、○○に「絵 本」と入れましょう。
これまで「絵本で見る宇宙」を執筆してきましたので、最初はその流れを引き継が せていただければと思います。

さて、今回紹介する「絵本」はこちらになります。

『スライドで広がる!地図の図鑑 スペースワールド』
イアン・グラハム 著 / 自由国民社

この絵本は、いわゆるしかけ絵本です。
ページをめくったり、折りたたまれているページを広げたりすると、紙がスライド して絵が変わる、そんなしかけが各ページに仕込まれています。

たとえば、月のページでは、ページを開くと月の表面模様のイラストが描かれてる のですが、折りたたまれている周囲のページを広げると、月のイラストが月内部を 描いたものに変わるのです。ほかにもスペースシャトルや火星ローバーなど、様々 なイラストがしかけで変化します。


天文分野を広く、というよりは、太陽系と宇宙開発を中心に扱った内容ですが、子 どもたち(特に男の子?)にはワクワクする内容でしょう。

読む・見るだけではない、もうワンアクションある絵本、ぜひお試しください。


(塚田:平塚市博物館 2014年05月)