連載:宇宙×◯◯
【第8回 Xクラッシック音楽】
みなさんはクラシック音楽を聴くことはあるでしょうか?(クラシック音楽と言
うと“堅苦しい”イメージがあるかもしれませんが、・・・・・・・)
今回はクラシック音楽の中でも、宇宙にまつわる楽曲のお話を少ししようと思い
ます。まず、グスターヴ・ホルスト作曲「組曲『惑星』」です。「火星」「金星」
「水星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」の全7曲で構成され、その中でも
「木星」はご存知の方は多いのではないでしょうか。オーケストラ用に書かれた曲
ですが、途中に合唱やオーケストラではあまり使用されない楽器(オルガン等)が
あり、さまざまな音が楽しめる曲だと思います。
そして、この「組曲『惑星』」には後に追加された曲があります。それは、ホル
ストが作曲した当時はまだ発見されていなかった「冥王星」です。ホルストは「冥
王星」未完成のまま亡くなってしまったため、後にホルストの研究者であるコリン・
マシューズが「冥王星」を作曲し、「冥王星」を含めた全8曲を『惑星』とし、発表
しました。他にも「冥王星」を作曲した人はいますが、これが一番有名です。
(
https://www.youtube.com/watch?v=UXuo6_xk7yI&list=PL3FE6CABA5FCA05C1&index=1)
次は前の曲とは違い吹奏楽の曲です。フィリップ・スパーク作曲「宇宙の音楽」。
吹奏楽は弦楽器(バイオリン等)がなく、管楽器(トランペット等)と打楽器(テ
ィンパニ等)で構成されています。押し寄せてくるような迫力があります。
(
https://www.youtube.com/watch?v=pOzBIkh0KKQ)
“宇宙”と言っても解明されていないことばかりでさまざまな星があるように、
クラシック音楽と言っても楽器編成から曲の雰囲気までとてもさまざまな曲があり
ます。また、同じ曲を聴いても人それぞれ感じるものも違うと思います。時には言
葉にはならない“何か”を“音”を通して感じてみるのはいかがでしょうか。
(小野:大阪教育大学 2014年12月)
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