連載:宇宙×◯◯
【第18回 Xスターオーシャン】
皆さんは宇宙を舞台にした物語は好きですか?
宇宙をかけめぐったり、まだ見ぬ地球外の生命体と触れ合ったり…
そんな人類の夢を描いた小説や映画などが今まで数多く作られ、親しまれてきました。
そこから宇宙への興味を抱いた人も少なくはないでしょう。
今回は「宇宙×ゲーム」と題して、宇宙を舞台にした物語を体験できるゲーム「スターオーシャン(STAR OCEAN)」シリーズをご紹介したいと思います。
名前からして宇宙・天文好きとしてはときめいてしまうタイトルの「スターオーシャン(直訳すると星の海)」。
シリーズを通して様々な星での冒険の物語を楽しめるRPG(ロールプレイングゲーム)なのですが、このシリーズの特徴として仲間になる人物の多くが主人公にとっては「異星人」であるというものがあります。
猫科の動物を祖先に持つ「フェルプール」
星を維持するために遺伝子操作で作られることが普通である「エルダー」
高度な科学力を持ったために故郷の星を滅ぼし人口惑星で暮らす「ネーデ」
などなど地球人とは異なる特徴や背景を持つ異星人と出会い、そしてたくさんの物語を紡いでいきます。
もし宇宙人と出会って一緒に冒険ができたら…という想像を具現化したのがこのゲームなのです。
「スターオーシャン」の世界は私たちの今生きている現代の未来の世界という設定で、特に「スターオーシャン4」ではそれを強く感じられるイベントが発生します。
そのイベントは主人公の地球人・エッジが宇宙船でワープ中にトラブルに巻き込まれ昔の地球にタイムスリップしてしまう…
というものなのですが、まだタイムスリップしてしまったと確証を得られなかったときに
「先日、人類初の人工衛星打ち上げの栄誉は我が国の手をすり抜け 連邦のものとなった」
というラジオの情報をきいて主人公がこう言うのです。
「宇宙に夢を馳せる者は誰だって知ってるよ。
人類初の人工衛星打ち上げ成功は…西暦1957年だ。」
主人公は未来の滅びかけた地球からの移住先を探すという任務を負った地球人の希望の星ですが、それ以前に私たちと同じように宇宙が大好きな青年であり、シリアスな展開が続く中で目を輝かせて上の台詞を言う姿がとても印象的でした。
宇宙を旅することで様々な危機的状況が主人公たちを襲うけれども、境遇も生まれた星も違っている仲間と協力して乗り越えていく。
そんなはらはらどきどきの冒険がしたくなってしまった人はぜひ「スターオーシャン」シリーズをプレイしてみてください。
SF要素も多く含まれているのでゲーム好きだけではなくSF好きな人にもおススメですよ!
さあ広大な星の海での冒険を始めましょう!
(野村: 2015年10月)
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