連載:宇宙×◯◯

【第28回 X映画】

「宇宙×映画」と聞くと、様々な作品を思い浮かべると思います。
「スターウォーズ」、「ET」、「未知との遭遇」、「アルマゲドン」など宇宙にかかわる映画はたくさんありますね。 そんな中で、今回は「インターステラー」という映画を紹介したいと思います。

『インターステラー』(原題: Interstellar意味は「星の間」)はクリストファー・ノーラン監督による2014年のSF映画で、舞台は近未来の地球です。 近未来では、地球そして人類の滅亡は誰にも止められない状態となっていました。 地球を離れ新たな居住可能惑星探索を行うためワームホールを通過し、別の銀河系へと有人惑星間航行する宇宙飛行士のチームが描かれます。 元宇宙飛行士クーパーは人類が住むことのできる星がないか探し、彼の娘マーフィーは重力の研究を行い、地球に残された人間を宇宙に脱出させることができないか、というそれぞれの立場から人類存亡への道を探します。 この映画ではワームホールやブラックホールが劇中に何度か映し出されるのですが、科学的な視点を可能な限り取り入れて描かれています(ワームホールが「穴」ではなく、「球体」で描かれていたり、「重力の影響で○年先の未来に行くことになる」という描写があったりなど)。

科学的な知識が豊富な方は、そういった視点から、豊富でない方も家族愛、人類存亡に賭けた未知の世界へ挑戦する倫理と勇気などいろいろな視点から楽しむことができると思います。




(Shiota: 2016年12月)