今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
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寒い冬が終わりを迎え、桜が咲き誇る春がやってきます。夜空を見上げてみても、 オリオン座やふたご座といった冬の星座は西の空に沈み、その代わりにおおぐま座 やしし座といった春の星座が天頂高く昇っています。おおぐま座のしっぽの部分、 北斗七星のカーブを延長すると、だいだい色に輝くうしかい座のアークトゥルスを 通り、やがて青白く光るおとめ座のスピカへと至る曲線を描くことができます。こ れは「春の大曲線」と呼ばれ、春の夜空の見どころのひとつです。また、アークトゥ ルスとスピカを線で結び、それを底辺として天頂方向に二等辺三角形を作ろうとす ると、しし座のデネボラを見つけることができます。ここでできた三角形は「春の 大三角」と呼ばれ、やはり見どころのひとつとなっています。さらに、デネボラと 反対の方向、地平線近くでは土星も輝いています。
*天文現象いろいろ* ■ 3 日 下弦 ■ 5 日 清明(太陽黄経 15゜) パンスターズ彗星(C/2011 L4)と M31 が接近(02゜28') ■ 10 日 新月 ■ 14 日 細い月と木星が接近 ■ 16 日 月の距離が最遠(距離 40 万 4862 km、視直径 29.5') ■ 17 日 春の土用(太陽黄経 27゜) ■ 18 日 上弦 ■ 20 日 穀雨(太陽黄経 30゜) ■ 22 日 こと座流星群が極大(出現期間 4 月 16 日〜4 月 25 日) ■ 26 日 満月 部分月食(最大食分 0.020、月没帯食、関東以西) ■ 28 日 月の距離が最近(距離 36 万 2268 km、視直径 33.0')
参考:
AstroArts「天文現象カレンダー」 |