今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
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今年は例年より早い梅雨入りとなりましたが、 7月の半ばになると梅雨も明けて 夏の星を楽しむことができるでしょう。 南の空、低いところにはさそり座が見えます。赤く光る 1等星「アンタレス」と、 釣り針のようなS字カーブが目印です。アンタレスはギリシャ語で「火星(アレス) に対抗(アンチ)するもの」という意味があります。日本でもその赤い姿から「赤星」 「酒酔い星」と呼ばれてきました。赤い星といえば、天頂付近に見えるうしかい座 の「アークトゥルス」も赤っぽい色をしています。こちらは、麦の穂が黄金色に輝 く刈入れ時に見頃を迎えるため「むぎ星」と呼ばれていました。麦といえばビール! ビアガーデンでビール片手にアークトゥルスに乾杯し、アンタレスのように顔を赤 らめてみるのも良いかと思います。 22日の明け方には、東の空の低いところで火星と木星が接近します。この 2つの 星の下には水星も昇ってきます。夜明けが早い時期ですので、これらの惑星を見つ けるのは難しいかもしれませんが、ぜひ早起き(もしくは夜更かし?)してチャレ ンジしてみてください。
*天文現象いろいろ* ■ 2 日 半夏生 ■ 4 日 金星とプレセペ星団が最接近 ■ 5 日 地球が遠日点通過(距離 1億 5209万 7426 km、太陽視直径31.5') ■ 7 日 七夕 小暑 月の距離が今年最遠(距離 40 万 6489 km、視直径 29.4') 月と木星がならぶ ■ 8 日 新月 ■ 16 日 上弦 月とおとめ座のスピカがならぶ ■ 19 日 土用の入 ■ 22 日 月の距離が最近(距離 35 万 8400 km、視直径 33.3') 火星と木星が接近 金星としし座のレグルスが接近 ■ 23 日 大暑 満月 ■ 28 日 みずがめ座δ南流星群が極大(出現期間7月15日〜8月20日) ■ 30 日 やぎ座α流星群が極大(出現期間7月20日〜8月25日) 下弦 水星が西方最大離角(明け方に見やすい)
参考:
国立天文台 ほしぞら情報 |