今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
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7日は立冬、暦の上ではもう冬となります。夜半過ぎにはオリオン座もきれいに 見えて、冬の訪れを感じさせます。風邪をひかないよう、しっかり着こんで観測し てくださいね。 夕方の南西の低空には、宵の明星「金星」がひときわ明るく輝いています。 1日 には東方最大離角となる金星、望遠鏡を向けてみると半月のような欠けた形を見る ことができます。 7日前後には細い月との共演も楽しめるでしょう。 そして、下旬になると今年の注目天体「アイソン彗星」が明け方の空に観測でき ます。18日にはスピカ、24日には土星と水星に近づくので、それらの天体が彗星を 探すよい目印となります。東の低空に見えるため、東の空が開けた場所で、双眼鏡 を準備して観測しましょう。当初の予想よりも増光のペースがにぶいのが心配です が、がんばって肉眼でも観測できるぐらい明るくなることを願っています。
*天文現象いろいろ* ■ 1 日 金星が東方最大離角(夕方に見やすい) ■ 3 日 新月 大西洋〜アフリカの中央部で金環皆既日食(日本では日食にならない) ■ 5 日 おうし座南流星群が極大のころ(出現期間10月15日〜11月30日) ■ 6 日 月の距離が最近(距離 36 万 5360 km、視直径32.7') ■ 7 日 立冬 ■ 10 日 上弦 ■ 12 日 おうし座北流星群が極大のころ(出現期間10月15日〜11月30日) ■ 18 日 満月 しし座流星群が極大(出現期間11月5日〜11月25日) アイソン彗星がスピカに接近 水星が西方最大離角(明け方に見やすい) ■ 22 日 小雪 月の距離が最遠(距離 40 万 5442 km、視直径29.5') ■ 24 日 明け方の東点で土星、水星、アイソン彗星が接近 ■ 26 日 下弦 水星と土星が大接近 ■ 29 日 アイソン彗星が近日点を通過
参考:
国立天文台 ほしぞら情報 |