涼しさを通り越して、寒さを感じるようになってきた今日この頃。みなさん はどのようにお過ごしですか？体調を崩しやすい季節。体調管理に気をつけて、 秋の夜長のひと時を星空を眺めながら過ごしたいですね。
今月8日には、皆既月食が見られます。皆既月食とは、地球の影の中に月全 体が入り込んで、月が輝きを失う現象です。日本のほとんどの地域で欠け始め から欠け終わりまでを見ることができ、また時間も欠け始めるのが18時15分、 欠け終わるのが21時35分と、比較的観察しやすい時刻に月食が起こります。 ぜひご覧になってみてください。皆既食となるのは、19時25分から20時25分の 1時間です。
各地の天文台や科学館等では月食に合わせて、観察イベントを行うところもあ るそうです。各々で双眼鏡・望遠鏡を使って拡大して観察して楽しいむもよし、 イベントに赴いて楽しむもよし。せっかくの機会。存分に楽しみましょう。
日の出前の東の空には木星が輝いています。木星の近くにはしし座の1等星 レグルスも見えます。17日から20日にかけては、木星とレグルスのそばを下弦 を過ぎた月が通り過ぎていきます。月が木星にいちばん近づくのは18日、レグ ルスに近づくのは19日です。
＊天文現象いろいろ＊
10月の天文現象のいろいろ ■ 2日 上弦 ■ 5日 水星が留 ■ 8日 皆既月食（日本全国で観察できる） 参照：月食各地予報 満月 天王星が衝 寒露（太陽黄経195度） ■ 9日 午前8時30分頃、10月りゅう座流星群（ジャコビニ流星群）が極大 （一晩中月が見えるので、条件が悪い） ■ 10日 このころ、おうし座南流星群が極大 （月明かりがあり、条件が悪い） ■ 16日 下弦 ■ 17日 水星が内合 ■ 20日 土用の入り（太陽黄経207度） ■ 21日 このころ、オリオン座流星群が極大 （月明かりがほとんどなく、条件が良い） ■ 23日 霜降（太陽黄経210度） ■ 24日 部分日食（日本では見られない） 参照：日食各地予報 新月 ■ 25日 水星が留 金星が外合 ■ 31日 上弦
参考：
国立天文台 ほしぞら情報