今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
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春の暖かさが顔をのぞかせてきた頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか。ま だまだ肌寒いと感じるときがありますが、真冬の寒さに比べれば、夜でも外で過ご しやすくなりつつあるので、星を見る機会を増やしてみてはいかがでしょうか。 今月は、今年最も小さく満月が見える月となります。 月は地球の周りを回っていますが、その軌道が楕円形であるため地球と月の距離は 一定ではありません。そのために月の見かけの大きさは、地球との距離が近いとき には大きく、遠いときには小さく見えます。また、月の軌道は太陽や地球などの影 響を受けて変化するため、月が地球に最も近づくとき(近地点)、最も遠ざかると き(遠地点)の距離が毎回異なります。 3月5日16時33分、月が遠地点を通過し3月で最も地球から遠くなります (約40万6400キロメートル)。そして、その翌日の3月6日3時5分に満月となります。 このときの月の視直径は約29.4分角で、これが今年最も小さく見える満月となりま す。 3月22日には月齢2.0の、23日には月齢3.0の細い月が金星の近くに輝き、宵の空 をより一層美しく彩ります。西の空が開けた場所では、低空に光る赤い色の火星も 見つけられるかもしれません。
*天文現象いろいろ* ■ 6日 満月 / 啓蟄(太陽黄経345度) ■ 14日 下弦 ■ 15日 土星が留 ■ 18日 彼岸の入り ■ 20日 皆既日食(日本では見られない)/ 新月 ■ 21日 春分の日 / 春分(太陽黄経0度) ■ 27日 上弦
参考:
国立天文台 ほしぞら情報 |