今月の星空
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まだまだ暑い日が続きますが、日に日に暗くなるのが早くなる様子から、秋の気配が感じられます。 秋と言えばお月見の季節。今年の中秋の名月は27日です。 中秋の名月は十五夜、つまり新月から数えて15日目に見える月のことです。 名月というと満月を思い浮かべますが、今年が違うように必ずしも満月にはなりません(満月は翌日の28日です)。 太陰暦では新月を一日として、1ヶ月が29日か30日であったので、その半分の一五日 が満月だと考えていたことに依るようです。 満月でなくても、ほぼ真ん丸で明るく輝き、模様もよく見え、見ごたえ十分です。 そんな満月手前の月のおすすめは、月の出です。 今年の中秋の名月では、月は日没の30分ほど前に昇ってきます。 そのため、月が見やすい位置に昇ったところで、空は青く、雲が赤に染まる中、黄色い月という色彩豊かな様子を見ることができます。 その様子はまさに、名月と言えます。 ※中秋の名月と満月の関係は、国立天文台の暦wikiのページを参照して下さい。 (中ほどに、中秋の名月の項目があります) http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/ ちなみに、中秋の名月の翌日の28日が満月ですが、この日の満月は、今年で一番大きく見えます。 肉眼ではあまり分かりませんが、写真に撮って他の満月と比べると、大きさの違いがわかります。 一番小さい時と比べると、1割ほども大きさが変わって見えるのです。 またこの満月の時、日本では見られませんが、ヨーロッパやアメリカ東部で皆既月食を見ることができます。 前回4月4日の皆既月食は天気が悪かったところが多く、次回日本で見られる皆既月食は2018年1月31日と2年以上も間が空いてしまいますので、どうしても皆既月食が見たいという場合には遠征するのもよいかもしれません。 今月は更に月関連でもう一つ。 10-12日の明け方の東の空で、細い月と惑星が次々に接近していく様子が見られます。 今月の明け方の東の空には、金星、火星、木星に加え、しし座の1等星レグルスが集まっており、夜空がにぎやかになっています。 そこに、毎日位置を変える月が、金星、火星、木星と毎日順々に接近していきます。 更に、9月、10月、11月と観察してくと、それぞれの惑星の動きも見えてきます。 月と惑星、それぞれの動きの早さから、各天体までの距離の違いを感じられますね。
*天文現象いろいろ* ■ 1日 二百十日 ■ 4日 水星が東方最大離角(夕方の西の空でやや見やすい) ■ 5日 下弦(18:54) ■ 8日 白露(太陽黄経165°) ■ 10日 細い月と金星が並ぶ(明け方の東の空) ■ 11日 細い月と火星が接近(明け方の東の空) ■ 12日 細い月と木星が接近(明け方の東の空) ■ 13日 新月(15:41、南極、インド洋、アフリカ南部で部分日食) ■ 14日 月の距離が最遠(20:27、40万6464km、視直径29.4'、今年最遠) ■ 21日 上弦(17:59) ■ 23日 秋分(太陽黄経180°) ■ 27日 中秋の名月 ■ 28日 月の距離が最近(10:46、35万6877km、視直径33.3'、今年最近) 満月(11:51、ヨーロッパ、アメリカ東部などで皆既月食) 参考: ・AstroArts「天文現象カレンダー」 http://www.astroarts.co.jp/phenomena/2015/09/index-j.shtml
「9月12日 明け方の惑星」「9月28日 『スーパームーン』:月の大きさが最大」
「9月28日 皆既月食」![]() |