今月の星空
今はどんな星が空に出ているのでしょう??
の辺りをクリックすると星空レポートにジャンプします。
※Internet Explorer では動作しない可能性があります。
現在対応中です。
「過去の星空」はコチラ
![]() |
明けましておめでとうございます。 今年は、3月に日本では久しぶりの日食、5月には火星の大接近といった天文現象があります。 昨年は、皆既月食やペルセウス座流星群など、ここぞという時に天気がすぐれませんでしたが、今年は良い天気に恵まれて欲しいですね。 さぁ、年が明けて、すっかり冬の星空になりましたね。 南の空には、オリオン座をはじめとした明るい星がたくさん見えています。 こうした、明るい星がたくさん見られるのが、冬の星空の特徴です。 また、時折寒波がやってきて、冷え込む日がありますが、そんな日は空気が更に澄んで星がよく見えます。 「今日は寒いな…」と思ったら、夜空を見上げてみると、力強い星の輝きに、ほっと心が温まります。 さて、今年の最初の天文現象は、4日の「しぶんぎ座流星群」です。 年間3大流星群の一つなのですが、活動期間が数時間と短いのが特長です。 見やすいのは輻射点が昇ってくる明け方ですが、 今年は極大が17時であるのと、明け方には月明かりの影響を受けるので、あまり条件はよくありません。 しぶんぎ座流星群について詳しくは、国立天文台のサイトもご覧ください。 http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/01-topics01.html http://www.nao.ac.jp/astro/meteor-stream/quadrantids.html 今月もう一つ注目なのが、9日の金星と土星の接近です。 金星と土星は9日の昼過ぎに、5分角まで近づきます(月の見かけの大きさが30分角=0.5度です)。 ただし昼間ですので、この様子を見るには望遠鏡が必要です。 それよりは少し間隔が開いてしまいますが、明け方の空で金星と土星が並ぶのを見ることができます。 それでも、この2つの惑星の間隔は月1個分よりも狭いものとなります。 望遠鏡を使えば、土星の環と明るい金星とを同時に見ることができます。
*天文現象いろいろ* ■ 1日 元旦(初日の出:京都07時04分、大阪07時05分、東京06時50分) ■ 2日 下弦(14:30) 月の距離が最遠(20:53、 40万4277km、視直径29'.5) ■ 3日 地球が近日点通過(7:49、0.983304天文単位、1億4710万0176km、太陽の視直径32'32") ■ 4日 しぶんぎ座流星群が極大(出現期間1月1日~1月7日) ■ 6日 小寒(太陽黄経285°) ■ 9日 金星と土星が大接近(明け方東の空) ■ 10日 新月(10:31) ■ 15日 月の距離が最近(11:14、36万9619km、視直径32'.3) ■ 17日 上弦(8:26) ■ 18日 冬の土用(太陽黄経297°) ■ 21日 大寒(太陽黄経300°) ■ 24日 満月(10:46) ■ 30日 月の距離が最遠(18:10、40万4553km、視直径29'.5) 資料提供:白河天体観測所
|