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黄華堂通信2009 ◆◇◆   12月号   ◇◆◇ 

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【もくじ】

【1】今月の星空
【2】絵本で見る宇宙
【3】黄華堂宇宙検定
【4】黄華堂の活動報告
【5】黄華堂の活動予定

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【1】今月の星空

*2009年12月の星空

 12月は、1年のうちで日の入り時刻が最も早まるころです。18時ごろになると、すっかり暗くなり、星空が見られます。

 南の空高くに、星がごちゃごちゃ集まったところがあります。これは星の集まり、M45(プレアデス星団)です。双眼鏡で覗いてみると、百個近くの星が散らばっている様子を楽しむことができます。

 プレアデス星団は、日本では「すばる」の名で親しまれています。すばるは、日本最大の望遠鏡すばる望遠鏡の愛称としても使われていますね。2009年はすばる望遠鏡10周年、そして、ガリレオの天体観測から400年目の世界天文年です。

 2009年も残りわずか!みなさんは今年、宇宙をのぞきましたか?

*天文現象いろいろ 

■2日 満月
■7日 大雪(太陽黄経255度)
■9日 うさぎ座R星が極大のころ
      下弦の月
■14日 ふたご座流星群が極大
■16日 新月
■22日 冬至(太陽黄経270度)
       こぐま座流星群ピークのころ
■25日 上弦の月

詳しくはこちらをクリック!
http://oukado.org/hosizora0912.htm

(橋本:佐賀県立宇宙科学館)

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【2】絵本で見る宇宙 Vol.18

 今回、紹介する絵本は、宇宙の大きさをあつかったものです。よく宇宙の広がりをあつかった絵本は多いですが、大きさをあつかった絵本はめずらしいのです。
 とはいえ、広がり同様、想像しづらいのが天体の大きさ。この絵本を読めば、わかりやすい絵と身近なたとえで、天体の大きさがなんとなく実感できるかもしれません。

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『シロナガスクジラより大きいものっているの?』

ロバート・E・ウェルズ せな あいこ やく ISBN978-4-566-00653-9

 シロナガスクジラって知っていますか?日本の水族館ではあまり見ることができない生き物ですが、実は、現在生きている生物でもっとも大きい生き物なのです。ですから、シロナガスクジラより大きい「生き物」は地球にいません。

 でも、この世の中でシロナガスクジラがもっとも大きいわけではありません。身近にも、ビルや山など人間が作ったものはシロナガスクジラよりずっと大きいものがありますね。

 そしてそれらがある地球。これはもっと大きいわけです。では、地球はどのくらい大きいのでしょう。半径3800km・・・といわれてもピンときませんよね?その地球の109倍もある太陽。半径は142万kmです。もっとピンときませんね。

 そんなわかりにくい大きさを、わかりやすい絵で紹介してくれているのがこの絵本。シロナガスクジラを100匹びんに詰め込んでその瓶を重ねても・・・世界で一番高い山エベレストに比べるとこの程度、そのエベレストを100個(?)積み重ねても、地球に比べるとこの程度、その地球を・・・といったように、厳密に○○は□□の何倍、という紹介の仕方ではなく、視覚に訴えるような絵で進んでいきます。数字でいわれるより絵で見ると一目瞭然、これが絵本のいいところですね。

 読み終わると、なんだかビー球とかで絵本の内容を再現したくなりますよ(笑)

(塚田:姫路星の子館)

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【3】黄華堂宇宙検定

 このコーナーでは、毎月3問ずつ宇宙に関する問題を出していきます。
新しい知識を得るため、知識の再確認をするため、今日のお話のネタにするため・・・お好きなようにご活用ください。

 難易度は5級が小学生レベル、4級が中学生、3級が高校生、2級がおとな、1級が天文好きな人を想定しています。5級〜2級の問題は4択、1級には記述式もあります。答えは編集後記の末尾にあります。

さあ、挑戦してみてください!!
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第18回は小学生向けの問題です。今回は○×問題です!

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1.月にはウサギがすんでいる。

2.月は太陽より大きい。

3.月の天気はいつも晴れである。

(蜂屋:滋賀県草津市立小学校) 

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【4】黄華堂の活動報告
 
○12月6日(日)世界天文年グランドフィナーレ(兵庫県中央労働センター)

 12月6日(日)、世界天文年グランドフィナーレの一部として兵庫県中央労働センターで工作教室を出展してきました。今回はいつもの宇宙図鑑、太陽系図鑑などに加え、きり絵やスター誕生!という新しいネタもありました。300名以上の参加があり、盛況のうちに終えることができました。

 また、夜は神戸市立こうべ小学校で大観望会が行なわれ、そこにも参加してきました。黄華堂は3台の望遠鏡を出し、木星を楽しんでいただきました。

 中央労働センターやこうべ小学校に来ていただいたみなさん、ありがとうございました!またどこかでお会いできることを楽しみにしています!

(成田:編集長) 

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【5】黄華堂の活動予定
 
○12月6日(日)世界天文年グランドフィナーレ(兵庫県中央労働センター)

(成田:編集長) 

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【編集後記】

  世界天文年グランドフィナーレに参加してきました。活動報告でも書きましたが、今回もたくさんの子どもたちの真剣な表情、うれしそうな笑顔にたくさん出会うことができ、楽しませてもらいました。

 じつは黄華堂の活動があったのは二日目で、式典がメインの一日目にも参加してきました。有名な天文学者が大集結されていて、ちょっとミーハーになってしまっていた編集長です。

 もうすぐ世界天文年の2009年は終わってしまいますが、この一年の活動をきっかけに今後さらに天文の楽しさを伝える活動を広げていきたいと思います!みなさま、よいお年を!

                 2009年12月31日    編集長 成田

(黄華堂検定の答え)
1.×
 月には空気がないのでウサギはちょっと住めませんね。また、日本から見るとウサギのように見える月の模様は、明るいところを「陸」、くらいところを「海」といい、陸はすこし高くなっている地形で、海は大昔、溶岩が流れ出て固まった部分です。日本では「うさぎ」ですが、エジプトではライオン、ヨーロッパでは「女性の横顔」など国によって色々な言い伝えがあります。

2.×
 太陽の方が圧倒的に大きいです。地球をドッチボールだとすると、月は約4m先のソフトボールくらいで、太陽は1.5km先の5階建てマンションくらいになります。不思議なことにどちらも地球からの見かけの大きさはほとんど同じ(手を伸ばした指先の5円玉の穴くらい)です。

3.○
 月には空気がないので、雲もできないため天気はいつも晴れ。気温は日なたが100度、日陰が−170度!にもなります。

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