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黄華堂通信2010 ◆◇◆   2月3月合併号   ◇◆◇ 

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宇宙を観じる生活を!黄華堂メルマガ

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<お知らせ>
  黄華堂通信の発行元サイトが3月をもってメルマガ発行を停止します。
したがいまして、本号をもって現在の発行元からのメルマガ発行を終了します。
 4月号からは新たなサーバに移行します。新サーバでは改めて読者登録をしていただく必要があります。登録に関しましては、以下のページから行えますので、お手数ですがよろしくお願いします。
http://www.mag2.com/m/0001114021.html

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【もくじ】

【【1】今月の星空
【2−1】絵本で見る宇宙 vol.20
【2−2】絵本で見る宇宙 vol.21
【3】あなたの知らない宇宙
【4】黄華堂宇宙検定
【5】黄華堂の活動予定

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【1】今月の星空

*2010年3月の星空

 3月はひと月の間に2回の満月がみられます。月は29.5日かけて新月から
満月、そして新月にもどります。1か月のうち2回満月となるのは珍しいこ
とです。
 星空では、冬の星座は西の空へ傾き、春の星座が見られるようになりま
す。北斗七星や「?」マークが裏返しになった星の並びが目印のしし座な
ど探してみてくださいね。オレンジ色に輝く火星も空の高い場所で目立っ
ています。さらに、しし座の後ろ、東の空からは黄色く輝く土星も登場で
す!

*天文現象いろいろ

■1日 満月、木星が合
■6日 啓蟄(太陽黄経345度)
■8日 下弦の月
■11日 火星が留
■14日 水星が外合
■16日 新月
■17日 天王星が合
■18日 彼岸の入り
■21日 春分(太陽黄経0度)
■23日 土星が衝、上弦の月
■30日 満月

詳しくはこちらをクリック!
http://oukado.org/hosizora1003.htm

(橋本:佐賀県立宇宙科学館)

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【2−1】絵本で見る宇宙 Vol.20

 最近、科学の世界でもいろいろなものを擬人化した本が出版されていますね。天文でも、「星座」と「人工衛星」の本を見かけました。#「科学者」にも天文学者が入っていましたね。なぜかほとんどの方向性が「萌え」なのですが・・・。そして、子ども向けの絵本にも、ついにキャラクター本が登場したのです!

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『科学キャラクター図鑑 天文学 〜きらめく世界!』

サイモン・バシャー:絵 ダン・グリーン:文 原田佐和子:訳 ISBN4-472-05901-0

 キャラクター図鑑、というジャンルの本をご存知でしょうか?アニメなりコミックなりに登場するキャラクター一人ひとりを紹介する本です。子どもたちの間にはけっこう浸透していて、ウルトラマンやその怪獣たち、仮面ライダー、ポケモン・・・などが出版されています。

 最近では、元素や星座、科学者などを擬人化した大人向けの「科学キャラクター図鑑」も登場しています。では、子どもたち向けはと言うと、普通の図鑑は数多くありますが、科学のキャラクター図鑑はあまり多くありませんでした。
 
 しかし、ついに子ども向けの科学キャラクター図鑑シリーズが登場です。全5巻のうち、先行発売したのが周期表、そして天文学です。各ページ見開きで、右側にキャラクター化された天体のイラスト、左側に自己紹介という形で天体の紹介が書いてあります。もともとが海外の絵本なので、イラストは日本人には一部合わないかもしれませんが、それはそれ。解説文の内容も少し難しいですが、口語体で書かれていますし、ある程度難しい漢字にはルビが振ってありますので、わかりやすいのではないかと思います。

 天体も、惑星から恒星、銀河と幅広く登場します。自分のイメージとはちがうキャラクターもいるかもしれませんが・・・天体たちの個性がよく表現されています。ぜひ、読んでみてください。これを参考に、子どもたちとオリジナルキャラクター図鑑を作ってみる、というのもいいかもしれませんよ!

【2−2】絵本で見る宇宙 Vol.21

 今回紹介するのは写真を使った子ども向け本。(なので、厳密に言えば絵本じゃありませんね・笑)じつは天文が出てくるのは見開き1ページと裏表紙しかないのですが、全編を通じて面白い! と感じたので紹介したいと思います。

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『このあいだに なにがあった?』

佐藤雅彦+ユーフラテス(月刊 かがくのとも 2010年4月号) 雑誌 02377-04

 作者の名前を見て、「おっ!」と思われた方もいるかもしれません。佐藤雅彦さん。そう、あの有名なテレビ番組『ピタゴラスイッチ』の企画をされている方です。もうそれだけで面白そうな絵本ですよね(笑)

 この絵本は、見開き1ページが1セット。というか、見開き1ページ×2でお話は完結します。2枚の写真があって、その間が抜けている。たとえば、毛がふさふさした羊と、ほとんど裸の羊。「このあいだに なにがあった?」そんな感じです。

 大人の皆さんなら、何があったかわかりますよね?でも、子どもたちはいろいろ考えてくれそうです。大事なのは、考え、推理すること。正解を出すことではありません。この絵本は一人で読んでもたのしいですが、家族と、友だちと、みんなでわいわい言いながら読むのも面白いですね。

 天文が登場するのは最後のページ。何かを手に空を見上げている人々。でも、片方は昼間なのに、もう片方は夜のように暗い。「このあいだになにがあった?」このメルマガの読者の皆さんなら、もうおわかりですよね?

(塚田:姫路星の子館)

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【3】『あなたの知らない宇宙』

〜明るさが変わる星々、変光星〜

 皆さんは夜空を眺めていて星が急に明るくなったり暗くなったりしている様子を観たことがありますか?

 一般的に星々は明るさが変化しないものが多数といわれていますが、中には明るさが変わる等、人の一生の間に目に見えて変化が見られる星があります。これらの星は変光星と呼ばれ、見つかっているものだけで何万個とあります。これらは明るさの変わり方、持続期間などで色々と分類されます。代表的な変光星の分類名に激変星や食連星といったものがあり、半日以下で明るさを変える星や、逆に数十年毎に突然明るくなる(1日以下〜数日で明るくなり、数十日〜1年位かけて暗くなっていく)星もあります!

 今、変光星の研究者や観測家の間ではさそり座U星(U Sco)が、約11年ぶりに突如として約10等級(明るさで約1万倍!!)も増光したことが話題になっています!!
 
 さそり座U星(U Sco)は回帰新星の一つで、回帰新星とは10年から数10年程度で爆発が繰り返され明るく輝く天体で、最近の例では2006年にへびつかい座に現れた新星(RS Oph)が回帰新星として知られています。
(詳しくは以下のURLを!)

http://www.astroarts.co.jp/news/2010/02/01u-sco/index-j.shtml

 私は今まで夜空に輝く星々をぼうっと眺めていて、それはとても静かに、優雅に輝いているのだろうとロマンチックに感じていましたが、変光星と出会い、それらに目を向けてみると、なんとせわしなく一定じゃない夜空なのか!と考え直され、そしてなんとおもしろいんだ!!と新しい感情も芽生えました。

 世界には私と同じように変光星に魅せられたアマチュア天文家や天文学者が数多く存在し、ネットワークを作り、変光星の観測報告を行っています。アメリカのAAVSO(アメリカ変光星観測者協会)は、世界中から変光星情報を集め、公開している団体として有名です。

http://www.aavso.org/

 ふつうの天体観測じゃなかなかお目にかかれない変光星観測も、行ってみると意外と楽しくわくわくします。皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?

(柳澤:大阪教育大学) 

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【4】黄華堂宇宙検定

 このコーナーでは、毎月3問ずつ宇宙に関する問題を出していきます。
新しい知識を得るため、知識の再確認をするため、今日のお話のネタにするため・・・お好きなようにご活用ください。

 難易度は5級が小学生レベル、4級が中学生、3級が高校生、2級がおとな、1級が天文好きな人を想定しています。5級〜2級の問題は4択、1級には記述式もあります。答えは編集後記の末尾にあります。

さあ、挑戦してみてください!!

.........................

○第20回は小学生向けの方角に関する問題です。

.........................

1.太陽が南中しているとき、影はどの方角にのびていますか?

  あ、東  い、西  う、南  え、北

2.満月が東の空に見えるとき、太陽はどの方角に見られますか?

  あ、東  い、西  う、南  え、北

3.月や太陽を見ることができないのはどの方角の空ですか? 

  あ、東  い、西  う、南  え、北

.........................

○第21回は雑学系の問題です。
.........................

1.ひと月のうちに2度満月が見られるときの、2度目の満月を俗に何というか。

  あ、ダブルムーン  い、セカンドムーン
  う、ブルームーン  え、イエロームーン

2.すばるは昔、あることにも利用されていたといわれている。それは何か。

  あ、方角を知る  い、視力検査
  う、2点間の距離を測る  え、色彩の指標

3.我々「黄華堂」のネーミングの由来となったものはどれか。 

  あ、伊能忠敬の生家の俗称
  い、国立天文台の前身の名前
  う、江戸時代に京都に開かれた天文学を学ぶ塾の名前
  え、日本初の観望会が行なわれたとされる別荘の名前

(成田:編集長@大阪府小学校教諭) 

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【5】黄華堂の活動予定

 2010年度の『星のソムリエ認定講座』の募集をしています。締め切り
間近ですので、興味のある方は黄華堂のWebをご覧ください。

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【編集後記】

  黄華堂もtwitterを始めました。”黄華堂”で検索をかけていただくと見つかると思います。フォローよろしくお願いします!
 今月号をもって編集長の役目を終えさせていただきます。皆様、長らくのご愛読ありがとうございました。
 黄華堂メルマガは引き続き新しい編集長を迎え、新体制で発行していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

                 2010年3月24日    編集長 成田

(第20回黄華堂検定の答え)

1.え

 「太陽が南中している」とは、太陽がちょうど南にあるということ。影は太陽の反対側にのびるので、答えは北。

2.い

 「満月」ということは、月が正面から太陽の光を受けているということ。すなわちそのときの太陽は月のある方角の反対がわにあります。したがって答えは西。

3.え

 太陽も月も東から昇って、南の空を通り、西へ沈んでいきます。北の空で見られることはありません。

(第21回黄華堂検定の答え)

1.う
 なぜそう呼ばれるのかははっきりとわからない。青い月がないように、それだけ珍しい現象ということだと思う。ところが、今月はその珍しいブルームーンが見られる月である。
 
2.い

 すばるを構成する星がいくつ見えるかで視力を測っていたらしい。ちなみに筆者は6つしか見えない。

3.え

 橘南谿という人の別荘の名前。岩橋善兵衛の望遠鏡を使って、日本で初めての観望会が開かれたそうだ。

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このメルマガに関するご意見やご感想はinfo@oukado.orgまで。
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Web:http://www.oukado.org/
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